気温が下がると手足の冷えで悩んでいるあなたへ―冷え性の原因と対策
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Photo by Alex Padurariu on Unsplash

秋から春にかけて、気温が低くなると手足が冷えて辛い。身体が中々温まらない。手足がいつも冷たい。これらは、冷え性の方によくでる症状です。私たちの身体は、どうして気温の低下に上手く対応できないのでしょうか。今日は、これからやって来る寒い季節に備えて、冷え性の原因と対処法をご紹介したいと思います。

冷え性とは

私たちの身体は遺伝子などの影響によって当然のことながら個々に異なります。暑さや寒さなどの環境の温度に対する反応も異なります。他の人よりも敏感に寒さを感じることを「冷え性(cold intolerance)」と言います。

男性よりも女性の方が一般的に冷え性を患う人が多いです。原因の1つとしては、女性は男性よりも安静代謝率が低いことがあげられます。安静代謝率が低いということは、じっとしている時に体内で生じるエネルギー量が少ないということです。ある研究では、男性は22℃の室温を好むのに対し、女性は25℃の室温を好むという結果が出ています。その他の原因に関しては、まだあまり解明されていませんが、もう1つ考えられるのは、もともと女性は男性よりも寒さに対する耐性が低いのではということです。

女性は、もともと冷え性になりやすいかもしれないということですが、「とにかくいつも寒い」という人は、何か他の原因があるかもしれません。

症状

冷え性の症状には次のようなものがあります。

  • 全身が寒く・冷たく感じる
  • 手足のしびれや感覚の麻痺
  • 寒気・震え
  • 手足が特に冷たい

原因

常に寒いと感じる人は、冷え性の他に何か原因がある可能性があります。考えられるものとしては次のようなものがあります。

貧血
貧血は、健康な赤血球が不足している状態を言います。これは、身体が十分な赤血球を生成しない、何かの原因で赤血球が破壊されている、または出血が多いなどの原因が考えられます。貧血は、一般によくありますが、長期間続く場合は酷くなることがありますので注意が必要です。貧血の原因としては次のようなものが考えられます。

  • 鉄欠乏性貧血
  • 不健康な食生活
  • 炎症性腸疾患
  • 失血
  • 妊娠

貧血は、手足の冷えの他に、倦怠感、虚弱、息切れ、青白い肌、めまい、頭痛、胸の痛みなどを伴う場合があります。

甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症とは、甲状腺が甲状腺ホルモンを十分に生成せず、身体が正常に機能していない状態を意味します。治癒することは出来ませんが、症状を薬で抑えることが可能です。放っておくと重症化する可能性がありますので、甲状腺機能低下症かなと思ったら専門医に診てもらいましょう。

甲状腺機能低下症には、手足の冷えの他に、倦怠感、乾燥肌、忘れっぽくなる、うつ、便秘、体重の増加などの症状があげられます。

動脈硬化症
動脈硬化症は、血管内にプラークが溜まり、血管が狭くなる状態です。異なるタイプがいくつかありますが、末梢動脈疾患は冷え性の原因になります。

手足の冷え以外にも、脚や臀部の痛み、しびれや痙攣、脚の脈が弱い、脚の傷の治りが遅い、肌が青っぽい、脚の毛が生えなくなる、足の爪の伸びが遅くなるなどの症状があります。

レイノー症候群
レイノー病は、珍しい血管障害の1つで、寒くなったりストレスを感じたりすると主に手や足の指の血管が狭くなる病気です。患部は、白または青っぽくなり、血液が十分に行きわたらないために冷たく感じます。血液が循環しだすと、患部は赤くなり脈打つのを感じます。原因は不明ですが、かかる人の多くは寒い地方に住む30歳以上の女性で、家族に同様の症状を持つ人がいます。

Photo by Pavel Danilyuk from Pexels

糖尿病
糖尿病は、腎臓と循環器系に影響を与え、身体の冷えを引き起こす可能性があります。適切に治療しないと、特に足の神経を損傷し、足が冷たく感じる可能性があります。糖尿病は、足の冷えの他に、頻繁に排尿する、過度の喉の渇きや空腹感、倦怠感、かすみ目、傷の治りが遅いなどの症状があります。

拒食症
拒食症とは、体重が増える事への強い恐怖、極端に軽い体重、そして自身の体重を正しく認知できないなどを特徴とする摂食障害です。手足の冷え以外にも、極端な体重減少、身体の細さ、倦怠感、不眠、めまい、髪の毛が薄くなる、無月経、乾燥肌または黄色い肌、便秘、低血圧、不整脈、脱水症状、情緒不安定、問題行動(体重の極度な増減、断食、イライラ、過度な運動、引きこもりなどを含む)などがあります。

痩せすぎ
ボディマス指数(BMI)が18.5未満は、痩せすぎだと見なされます。身体を断熱する脂肪が少なくて体温を暖かく保つことができません。甲状腺機能亢進症などが原因で痩せすぎになることもありますが、その場合は他の症状を伴います。痩せすぎると、特に女性の場合は、免疫力低下、栄養不足、不妊などを引き起こす可能性があります。

血行不良
血行不良は、手足への血流が減少した状態を意味します。糖尿病や心臓病などが原因の場合があります。血行不良の症状には、手足の冷えの他に、手足のしびれや感覚の麻痺、痛み、痙攣などがあります。

ビタミンB-12欠乏症
ビタミンB12は、一般的に動物性食品から摂取することが可能です。B12欠乏症は、身体がB12を吸収できないか、食事に十分なB12が含まれていないことが原因として考えられます。B12欠乏症になる人には、完全菜食主義者、50歳以上、胃腸手術の経験のある人、消化器系疾患のある人が多いです。症状は、手足の冷え以外にも、便秘または下痢、倦怠感、息切れ、食欲不振、顔が青白い、過敏症、貧血、平衡感覚障害、手足のしびれ、手足に力が入らないなどがあげられます。

上記以外にも、薬で手足が冷える場合もありますので、常用薬のある人で薬を飲み始めてから手足が冷えるようになった人は、薬剤師や専門医に相談すると良いでしょう。

長期に渡り手足が冷える、気温に関係なく身体全体が寒い人は、上記の原因が考えられますので、専門医に診てもらい、適切な治療や指導を受けてください。

一般的な冷え性の対処法

医師に診てもらったけど特に病気などなかった、一定の気温以下になったら手足が冷えるようになるなどの場合は、身体の安静代謝率が低いか、ただ単に人よりも気温に敏感なのかもしれません。普通の冷え性は、これといった治療法があるわけではありませんが、下記のような方法で少しでも冷えを和らげることが可能です。

運動
ジャンピングジャックなどは簡単に出来て、身体の芯が温まる運動です。ランニングやHIITなど激しい運動は、汗をかくため、一時的ですが反対に皮膚の温度を下げる可能性があります。

Photo by Daniel Reche from Pexels

ウォーキング
必ず筋肉のウォームアップをしてから、歩き始めましょう。寒い日は外に出なくても、部屋の中で大きく足踏みするだけでも体温を維持できます。

運動前のストレッチやウォームアップ
運動前に行うストレッチやウォームアップは、体温を1~2度上げます。運動するしないに関係なく、ストレッチやウォームアップで体温を上げることが可能です。

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ヨガ
ヨガのポーズには体温を上昇させるものが沢山あります。プランクポーズ、仰向けのねじりのポーズ、ヘッドスタンド、ブリッジポーズ、バッタのポーズ、舟のポーズなどはその一部です。

わきの下に手を入れる
指先は最初に寒くなる箇所だと思います。手をこすり合わせて息を吹きかけているのをドラマなどで見ますが、人間の身体で一番暖かい場所はわきの下です。わきの下に手を入れて身体を抱きしめるようにすれば指先を温めることができます。

カイロ・湯たんぽ・電気毛布
使い捨てや充電式など、様々なカイロが販売されています。自分のスタイルにあったものを活用しましょう。また、湯たんぽも充電式や電子レンジ温められるものまで幅広く販売されているので首や腰、お腹や足などを温めるのに便利です。直ぐに暖かくなる電気毛布や電気ひざ掛けなども役立つでしょう。

服装
重ね着は、服と服の間に熱を閉じ込める良い方法です。また、サーマル下着やスキーウェアの下に着るアンダーなどは、体温を逃さず温度を保てるように作られているので効果的です。指先は手袋で、頭は帽子でしっかり防寒しましょう。

鉄分の多い食事
鉄分は、身体のエネルギーを増加させるため、体温を暖かく保ちます。鉄分の多い食事を心がけましょう。

十分な睡眠
この分野は、完全に解明されていないのでまだ研究が必要ですが、睡眠不足になると、新陳代謝が下がり、それに伴い血流も悪くなります。これが冷え性に繋がると指摘されています。

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ストレス軽減
ストレスを感じると、ストレスホルモンのコルチゾールが分泌され、身体の新陳代謝を遅らせます。睡眠不足と同様に新陳代謝が遅くなると、血流も悪くなり、冷え性に繋がる可能性があります。ストレス解消ヨガやストレッチ、アロマやCBDオイルで日頃からストレスを溜めないように心がけましょう。

水分補給
人間の身体は60%が水分で出来ており、体内の水は体温調整に役立ちます。常に十分な水分補給をしておけば、体内の熱を保ち、熱の放出が遅くなります。反対に水分不足の身体は、温度に敏感になりがちです。

Photo by Ella Olsson from Pexels

身体の温まる食事や飲み物

  • サツマイモ・かぼちゃ:栄養価が高いだけでなく、消化するのに多くのエネルギーを消費するため、体温が上がります。
  • バナナ:バナナには甲状腺と副腎の機能に大切なビタミンBとマグネシウムが多く含まれています。甲状腺も副腎も体温調節を助けます。
  • コーヒー・緑茶:カフェインが入ったコーヒーや緑茶は、新陳代謝を上昇させるため、体温が上がります。
  • ショウガ・ジンジャーティー:ショウガは、身体を温めることで知られています。食事にショウガを使ったり、お湯にショウガのしぼり汁と蜂蜜を入れれば、優しい味のジンジャーティーの出来上がりです。
  • ターメリック:ショウガと同様に、身体を温めることで知られています。ショウガとターメリックをたっぷり使ったインド料理などは身体が冷える寒い日にぴったりのメニューです。

まとめ

冷え性は、様々な疾患が原因で起こる可能性のあることが分かりましたが、普通の冷え性は治療することは出来なくても多くの対処法があります。自分のライフスタイルに合うものから、実践していくと良いでしょう。今年の冬は、冷え性改善ヨガ代謝アップヨガで体温を上げた後、暖かいジンジャーティーで体温を保ち、アロマやCBDオイルで良質な睡眠を十分に確保すれば、いつもより快適に寒い冬を過ごせるかもしれません。

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参考元:BustleElite DailyhealthlinehealthlineHy-Vee Pharmacy Solutions

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