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Photo by CRYSTALWEED cannabis on Unsplash

世界保健機関(WHO)が安全だと認めるカンナビジオール(CBD)は、睡眠不足から慢性的な痛みに至るまで、幅広い症状や健康上の懸念に対する自然療法のひとつとして多くの国で急速に人気が高まっています。CBDは幅広い疾患や症状に効果があるとされていますが、それぞれの問題に対してCBDを効果的に使用する方法は何でしょうか。米国のオンライン雑誌「The Manual」は、テキサス州にある医薬品の調合やCBDを販売している薬局Elevated Wellnessのオーナーで薬剤師のChris Adlakha博士が症状別に推奨するCBDの使用方法について記事を掲載しました。今日は、その記事を基に、症状に応じた効果的なCBDの使用方法をご紹介したいと思います。

CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。

CBDとは

カンナビジオール(CBD)は、現在北米で広く人気のある化合物(カンナビノイド)で、大麻植物に由来しています。カンナビジオールは、判明している120種類以上のカンナビノイドの中で、テトラヒドロカンナビノール(THC)に次いで2番目に多く含まれており、大麻植物抽出液の最大40%を占めています。THCは脳に影響を与え、高揚感や陶酔感などの「ハイ」な状態を引き起こしますが、CBDにはそのような向精神作用はありません。CBDには、不安解消、痛み緩和、心臓と脳の健康改善など多くの利点があります。また、世界保健機関(WHO)の調査によってCBDは「毒性が比較的低く、一般的に忍容性が高い」成分だと分かっています。

さまざまなCBDオイルの利点については、こちらの記事をご参照ください。

CBDの合法性

CBDは、脳に影響を与える高揚感や陶酔感などの「ハイ」な状態を引き起こす向精神作用がないため、THCのような日本で禁止されている薬物ではありません。欧米では、0.2~0.3%のTHC含有量までは産業用のヘンプと見なされ、アメリカでは2018年に産業用ヘンプの合法化が認められました。また、医師によるCBD処方薬としては、てんかんに効果のあるEpidiolexが食品医薬品局(FDA)により認可されています。さらに、合成CBDとTHCの処方薬であるnabiloneやdronabinolもFDAにより認証されており、合成CBDとTHCの混合薬であるSativexは、アメリカでは現在治験中ですが、カナダやヨーロッパでは認可されています。日本では、厚生労働省の審査・認可を受けたゼロTHC製品のみが検知不可能であり、輸入が許可されています。

CBDの適切な使用量は?

Adlakha博士は、現在CBDの使用には基準化されたガイドラインがないことを強調しながらも、最初は10~25mgという低用量から始めて、自分が一番よく効いていると感じる「スイートスポット」を見つけるまで段階的に増加していく慎重なアプローチが一番良いと述べています。この「スイートスポット」とは、用量を調整する過程で、症状、ストレスレベル、睡眠パターンなどを観察しながら、安らぎとリラックスを感じるだけでなく、症状も緩和する最もバランスが取れた状態を指します。標準化された投与規則がないにもかかわらず、このアプローチによってCBDの使用量をユーザー独自の症状に合わせて調整することが可能になります。

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睡眠のためのCBD

CBDは睡眠の質を向上させる効果が知られています。CBDは睡眠を誘導し、睡眠維持に役立つと感じる人もいれば、リラックスして入眠しやすくなると感じる人もいます。また、CBDはストレスホルモンであるコルチゾールの調整にも役立つことが示唆されています。

Adlakha博士によると、睡眠関連の症状に対する適切な用量には個人差がありますが、通常75㎎~100㎎という中量から高用量を摂取する人が多いようです。しかし、前述の通り、CBDの適切な投与量や方法には万人に当てはまる定めがなく、個人の生理機能、代謝、症状などが適切な摂取量に影響を与えるため、段階的な調整を行い「スイートスポット」を見つける必要があります。また、CBDは他の薬と相互作用する可能性があるため、睡眠導入剤などの薬を服用している方は、事前に医師や専門家に相談することが重要です。

Photo by MILAN GAZIEV on Unsplash

不安のためのCBD

臨床研究によれば、CBDは不安をコントロールするのに役立つことが確認されています。全般性不安障害、心的外傷後ストレス障害、強迫性障害、社会不安障害など、さまざまな不安障害を効果的に治療できます。ただし、すでに抗不安薬を服用している場合は、CBDとの併用による相互作用により副作用が発生する可能性があるため、医師に相談してください。また、薬の調整を監視できるように、医師や薬剤師などの専門家とオープンな対話を維持することが重要です。さらに、CBDは眠気を引き起こす可能性もあることに留意しなければなりません。

Adlakha博士によれば、不安に対しては低用量が好まれ、効果も認められていますが、個人の状況に応じて用量を調整することが大切だと示唆しています。不安やストレスにCBDを使用する場合、低用量から始めることで効果的であり、必要に応じて用量を増やすことができますが、高用量から始めると用量を減らすことが非常に難しくなります。CBD製品はオイルやプレロールなどさまざまな種類がありますので、さまざまな方法を試して、自分の症状に最適な方法と用量を見つけましょう。

痛みのためのCBD

最近、処方鎮痛剤の副作用に対する関心が高まり、慢性的な痛みへの代替方法を模索する人がますます増加しています。一方で、CBDの痛みへの有効性を裏付ける研究が増加しています。世界中で多くの国がさまざまな症状に対してCBDを認可しています。例えば、イギリスでは多発性硬化症に、カナダではがんに関連する痛みに対してCBDの使用を認めています。米国では関節炎に関連する硬直や痛みの緩和に効果があることが示されています。

Adlakha博士は、CBDの適切な使用量を決定する際に、痛みの程度が大きな鍵となることを指摘しています。慢性疼痛の場合、症状の重症度に応じて適切な用量を選択します。例えば、軽度の腰痛の場合、75~150mgの中程度から高用量が最も高い効果が報告されていますが、重度の腰痛の場合、200㎎以上を摂取しないと効果を感じない人もいます。

Photo by Elsa Olofsson on Unsplash

CBD療法を開始する前に

CBDで治療を開始する前に、Adlakha博士は次のようにアドバイスしています。

  • 製品の品質と安全性を確認する。
  • CBDの生産元を確認する。
  • 製品が第三者機関による分析検査を受けて、不純物が最小限に抑えられていることを確認する。
  • 分析証明書を入手し、製品の純度を確認する。

まとめ

CBDは、睡眠障害、不安、痛みなど、さまざまな健康上の問題に対する自然療法として期待されていますが、適切な投与量に関しては、体質や症状の重症度など複数の要因に影響されるため、自己判断が必要となります。Adlakha博士は、必ず低用量から始めて徐々に用量を調整し、個人のニーズに最適な服用量を見つけることが大切だと強調しています。睡眠には中量から高用量程度、不安には低用量、痛みには中量から高用量が最も効果的だと報告されています。また、摂取方法もプレロールからオイルやバームまで幅広い製品がありますので、自分のニーズに合った製品を試すと良いでしょう。さらに、品質を保証する基準や規制が存在しないため、各自でCBD製品の品質と純度を確認することは、CBDを安全かつ効果的に利用するために非常に重要です。また、CBDは他の薬と相互作用することが分かっていますので、既存の服用薬がある場合はCBDを使用する前に医師や専門家に相談してください。

品質と安全性を確認したCBD製品を少量から始め、段階的に増やしていきながら症状や体調の変化などを細かく観察し、あなただけの「スイートスポット」を見つけてください。

引用元:CBD 101: A doctor tells us how to use CBD for sleep, anxiety, and pain – The Manual

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