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Photo by Elyas Pasban on Unsplash

日本において、脳卒中は死因の中で第4位とされ、年間約29万人の人々が発症していると言われています。日本でも多くの人々が影響を受けている疾患ですが、北アメリカにおいて女性の回復率や回復速度が男性よりも低いという調査結果が出ていることをご存知でしょうか。

北アメリカにおいて脳卒中の発症率が上昇している一方で、意識の向上と治療・ケアの改善により、より多くの人々が脳卒中を生き抜くことができるようになりました。カナダの「Heart & Stroke Foundation」による報告によれば、女性の脳卒中患者は男性に比べて、うつ病や心配性にかかる可能性が高いことが判明しています。また、女性は男性よりも脳卒中のリハビリテーションに参加する機会が少なく、メンタルヘルスの回復に必要なサポートを受けにくいとも報告されました。

最新のデータによれば、カナダだけでも92万人以上が脳卒中の影響を受けており、その中には不安やうつ病などの精神的な健康状態に苦しむ人々も含まれています。さらに、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の発表によれば、アメリカの女性のうち5人に1人が脳卒中に罹患し、そのうち60%近くが命を落としていると報告されています。

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脳卒中とは

脳卒中は、脳への血液供給が遮断または減少し、脳組織への酸素や栄養素の供給が妨げられたときに発生し、脳細胞は数分以内に死に始めます。脳卒中は緊急の医療が必要であり、早急な対処によって脳の損傷やその他の合併症を軽減することができます。

脳卒中の兆候と症状

脳卒中には次のような兆候と症状があります。

  • 言葉が上手く話せない。
  • 相手の言っていることや会話が理解できない。
  • 混乱したり、ろれつが回らない。
  • 顔、腕、足に突然のしびれ、脱力感、または麻痺。多くの場合、体の片側だけに発生する。
  • 片目または両目の視界が突然ぼやけたり、暗くなったり、物が二重に見えたりする。
  • 突然の激しい頭痛。嘔吐やめまいなどを伴う場合がある。
  • 歩行困難。つまずいたり、バランスを崩したりすることがある。

特に下記の症状は女性に多く見られる兆候です。男性にはあまり見られない症状なので直ぐに脳卒中だと気付かないことが多いため注意が必要です。

  • 吐き気や嘔吐
  • 痙攣
  • しゃっくり
  • 呼吸困難
  • 痛み
  • 気絶
  • 虚弱感

Photo by Daniele La Rosa Messina on Unsplash

脳卒中かなと思ったら

北アメリカでは、FAST(「迅速に」という意味)という言葉で、脳卒中かどうかを手早く判断する方法を推奨しています。

  • F – FACE:相手に微笑むか笑ってもらいます。もし口の片方が垂れ下がったままだったら脳卒中の可能性が高いです。
  • A – ARMS:相手に両腕を上げるように言います。もし片方の腕が上手く上がらず下向きになっていれば脳卒中の可能性が高いです。
  • S – SPEECH:相手に簡単な言葉を繰り返し言ってもらいます。言葉が変だったりろれつが回っていなければ脳卒中の可能性が高いです。
  • T – TIME:上記の症状がみられる場合、躊躇している時間はありません。すぐに救急車を呼び適切な治療を求めましょう。

女性が脳卒中になるリスク

脳卒中は、あらゆる年齢とライフステージで発生する可能性がある病気ですが、特に女性は妊娠中、閉経直後、高齢期という3つの重要な時期にリスクが高くなります。さらに、さまざまな段階および女性という性別が持つ役割が要因となり、脳卒中から回復する際に精神的健康を損なう可能性があります。

脳卒中の予防法

北米では、乳がんで亡くなる女性の2倍の数の女性が脳卒中で死亡しています。以下の点に気を付けて、脳卒中のリスクを軽減しましょう。

  • バランスの取れた食事
  • 健康的な体重を維持
  • 定期的に行う適度な運動
  • 禁煙
  • 飲酒を控える
  • ストレスを軽減(趣味、ヨガ瞑想など)
  • 糖尿病や高血圧症に注意
  • 定期健診を受ける
  • 避妊を始める前に高血圧症の検査を受ける
  • 妊娠中は定期的に血圧を測る
  • 75歳を超えたら心房細動(AFib)の検査を受ける
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脳卒中後の女性の健康

ある研究によると、女性は男性に比べて気分障害や不安障害にかかるリスクが高いとされています。そのため、脳卒中後にうつ病や不安症を経験する可能性も高まり、その影響は重大です。女性は男性よりもうつ病を経験する可能性が20~70%高くなるだけでなく、不安を経験する可能性も高いと指摘されています。具体的には以下のような懸念があります。

専門医によると、脳卒中後にうつ病になると、再び自立できる可能性が減少し、自宅に戻る可能性が低くなるだけでなく、死亡する可能性も高くなると示唆しています。脳卒中後の女性の健康には次のような懸念があります。

  • 責任と孤立感: 多くの若い女性は子育てや仕事など多忙な生活を送っており、脳卒中の発症によってこれらの責任を果たすことが難しくなる可能性があります。また、同年代で脳卒中を経験する人が少ないため、孤独感や孤立感を感じることがあるでしょう。
  • 高齢によるリスク: 高齢になると脳卒中のリスクが高まり、その重症度も増加します。脳卒中後のうつ病や不安症は、この年齢層に特に深刻な影響を及ぼす可能性があります。若い女性の多くは子育てや仕事など多くの責任を担っており、脳卒中を発症するとこれらの責任を果たすことが難しくなる可能性があります。さらに、同年代で脳卒中を経験する人が少ないため、孤独感や孤立感を感じるかもしれません。
  • 家族への負担: 女性は一般的に家族の健康を非常に重要視し、介護の役割を担うことがよくあります。したがって、女性が脳卒中に罹患すると、これらの家族への負担も増大することがあります。
  • 職場復帰への圧力: 子供や夫を持つ女性は、脳卒中後に家族内での役割を果たすことが難しい状況にありながら、仕事に復帰しなければならないという圧力を感じていることがあります。
  • メンタルヘルスサポートの不足: 脳卒中を経験した女性が回復に必要なメンタルヘルスサポートやリソースが不足していることも、女性の回復を難しくしている要因の一つです。

これらの懸念を考慮に入れ、脳卒中後の女性のサポートと精神的な健康に焦点を当てることが重要です。早期の治療と適切なサポートが、女性が脳卒中から回復し、健康な生活を維持するのに役立つでしょう

Photo by Sincerely Media on Unsplash

脳卒中後の女性のリハビリテーション

統計によれば、女性は脳卒中のリハビリテーションに参加する機会が少なく、脳卒中による影響が男性に比べて過剰に大きく、また死亡率も高くなっています。2019年には、脳卒中による女性の死亡率は男性に比べて32%高く、生き残った場合でも回復率が低い傾向が見られます。具体的に、女性が脳卒中後に日常生活の自立を取り戻す可能性は男性に比べて60%も低く、生活の質も男性に比べてかなり低いと報告されています。

また、脳卒中のリハビリテーションに参加する女性は男性に比べて少なく、脳卒中後に自宅に戻る可能性も低いことが指摘されています。特にカナダでは、女性患者が家族からのサポートが思うように受けられず、ケアホームなどの施設に入居せざるを得ないケースが増えています。

まとめ

日本に比べて女性の自立率が高いと言われるカナダでも、多くの女性が仕事だけでなく、妻として、母として、家族をあらゆる面でサポートしています。まだ「家庭内は女性が守るもの」という固定観念が残る日本では、女性は家族にとって非常に幅広く重要な役割を持っていると言えます。そんな中、男性と異なり、女性には妊娠中、閉経直後、高齢期という人生の中で3回も脳卒中リスクが高くなる時期があり、脳卒中に罹患した女性は男性に比べてうつ病や不安症を患う可能性が高く、脳卒中から回復して日常生活で自立できる可能性も低く、死亡率も男性より高いことが最新レポートで報告されました。

これは、女性はケアする側であってケアされる側ではないと感じる女性が多く、脳卒中を患ってもなお家族をサポートしたり仕事に復帰しようとし、それが思うようにできないという身体的な壁に直面した時に感じる不安や失望が大きく、うつ病になってしまう女性が多いことが大きな要因です。うつや不安は、脳卒中後の回復を大きく妨げ、死亡率を高くするという調査結果が出ています。女性はケアを提供することが多いにも関わらず、反対に家族のサポートを受けることが困難だったり不足しているケースが多く、自宅療養が難しいため、ケア施設に入る女性が多いのが現状です。脳卒中を経験した女性が最大限に回復し、日常生活で自立できるようにするには、脳卒中による身体的な影響への治療やリハビリテーションだけでなく、精神的な面での治療およびリハビリテーションが必要です。これらは、北アメリカだけでなく、万国共通の課題と言っても過言ではありません。

脳卒中後の女性に対するケアを充実させることはもちろんですが、脳卒中にならないように普段から気を付けることも大切です。バランスの良い食事、体重維持、適切な運動、そしてストレス軽減といった普段からできることを着実に行うことで、脳卒中だけでなくさまざまな疾患リスクを軽減し、健康的で快適な生活が送れるようになるでしょう。

引用元:New report: Women’s mental health is threatened after stroke | Heart and Stroke Foundation

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