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適量のアルコールを飲むと、気分が明るくなったり、楽しくなったり、ほろ酔いの気分を味わえます。しかし、楽しい時間が過ぎるうちに、つい飲みすぎてしまう人も多いのではないでしょうか。飲みすぎた翌日の朝には、頭痛や胃痛、胸やけ、吐き気、だるさなど、二日酔いの症状に悩まされたことはありませんか?二日酔いで苦しんだことのある人は、家庭療法などで「二日酔いを治す」方法を試したことがあるかもしれませんね。最近ではCBD製品がさまざまな効果で注目を浴びているので、もしかしたら最近購入したCBDオイルが二日酔いに効くのではないかと考えたことがあるのではないでしょうか。
今日は、話題のCBDが二日酔いに効果があるかどうかを検証してみたいと思います。
CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。
二日酔いとは
アルコールは飲むと気分が高揚し、楽しい気分になる一方で、体にとっては有毒なものです。肝臓はその有毒物質を分解し、体外に排出する役割を果たしますが、肝臓が分解できる量を超えてアルコールを摂取すると、分解できないアルコールが体内に残り、それが二日酔いの原因となります。
二日酔いの症状
二日酔いの症状は、血中アルコール濃度がほぼゼロになった時点から現れます。飲んだ量や種類によって、以下のような症状が現れます。
- 疲労感と体力の低下
- 強い喉の渇きと口の渇き
- 頭痛と筋肉痛
- 吐き気、嘔吐、胃痛
- 睡眠不足と眠れない状態
- 光や音に敏感になる
- めまい
- 震え
- 動悸
- 集中力の低下
- うつ病、不安感、イライラなどの気分障害
上記のような二日酔いの症状はさまざまな要因によって引き起こされますが、主に次の3つの要因が考えられます。
1. 脱水:アルコールには利尿作用があるため、頻繁におしっこが大量に出ます。お酒を飲んでいる時に十分な水分補給をしないと、極度の脱水症状に陥りやすくなります。脱水症状は、頭痛、めまい、吐き気、疲労など、二日酔いの症状によく似ています。
2. 胃の刺激:アルコールは消化器官を刺激し、胃酸の分泌量を増やします。そのため、胃が刺激され、吐き気や嘔吐、下痢などの症状が引き起こされます。
3. 電解質のバランスの乱れ:アルコールは腎臓の機能を低下させるため、血液をろ過し、体液内の電解質のバランスを保つことが難しくなります。体内の電解質のバランスが崩れることで、頭痛、イライラ、体力低下などの症状が生じます。
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CBDとは
カンナビジオール(CBD)は、現在北米で広く人気のある化合物(カンナビノイド)で、大麻植物に由来しています。カンナビジオールは、判明している120種類以上のカンナビノイドの中で、テトラヒドロカンナビノール(THC)に次いで2番目に多く含まれており、大麻植物抽出液の最大40%を占めています。THCは脳に影響を与え、高揚感や陶酔感などの「ハイ」な状態を引き起こしますが、CBDにはそのような向精神作用はありません。CBDには、不安解消、痛み緩和、心臓と脳の健康改善など多くの利点があります。
さまざまなCBDオイルの利点については、こちらの記事をご参照ください。
CBDの合法性
CBDは、脳に影響を与える高揚感や陶酔感などの「ハイ」な状態を引き起こす向精神作用がないため、THCのような日本で禁止されている薬物ではありません。欧米では、0.2~0.3%のTHC含有量までは産業用のヘンプと見なされ、アメリカでは2018年に産業用ヘンプの合法化が認められました。また、医師によるCBD処方薬としては、てんかんに効果のあるEpidiolexが食品医薬品局(FDA)により認可されています。さらに、合成CBDとTHCの処方薬であるnabiloneやdronabinolもFDAにより認証されており、合成CBDとTHCの混合薬であるSativexは、アメリカでは現在治験中ですが、カナダやヨーロッパでは認可されています。日本では、厚生労働省の審査・認可を受けたゼロTHC製品のみが検知不可能であり、輸入が許可されています。
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アルコールとエンドカンナビノイドシステム(ECS)
エンドカンナビノイドシステム(ECS)は、複雑な細胞シグナル伝達システムで、1990年代初めにTHCを研究した科学者によって発見されました。現在でもECSの研究は続けられていますが、ECSは体内の様々な機能やプロセスを調整する役割を果たしていることが分かっています。その役割には、睡眠、気分、食欲、記憶、生殖と生殖能力などが含まれます。
CBDはTHCと異なり、ECS受容体に直接作用することはありません。しかし、CBDはホルモン、神経伝達物質、酵素の生成に影響を与えることで、酩酊作用を引き起こすことなくECSのバランスを保ち、その機能をサポートします。一方、アルコールもECSに影響を与えますが、CBDがプラス効果を持つのに対して、アルコールの効果はマイナスです。
長期間のアルコール使用は、ECSの深刻な不均衡を引き起こします。短期間のアルコール摂取でもECSに影響を及ぼすことが分かっています。2007年のマウス実験では、アルコールを24時間摂取したマウスの脳内のECSレベルが低下するという変化が見られました。また、2013年の研究レビューによると、人間の気分改善に関連する化学物質の減少も確認され、ストレス、気分、食欲、運動機能に関わる脳の領域に影響を与える可能性が示唆されています。
CBDとアルコールの両方がECSに影響を与えることは分かっていますが、CBDは二日酔いの症状を軽減できるのでしょうか。
CBDで二日酔いの症状を解消できる?
CBDは二日酔いの特効薬として使えるのかと聞かれると、「ノー」と答えることになります。しかし、CBDを使うことで二日酔いの症状を軽減することは可能です。
具体的な症状について考えてみましょう。
- 吐き気・嘔吐:2011年の動物研究では、CBDが吐き気や嘔吐を軽減するのに役立つと報告されました。
- 頭痛:2021年の文献レビューでは、CBDとTHCを組み合わせた短期および長期間の片頭痛に対する効果が報告されており、2020年に行われた調査ではCBD単独でも片頭痛に効果があると示唆されています。
- 炎症:ある研究では、CBDがエンドカンナビノイド受容体の活性に影響を与えることで、アルコールの摂取により引き起こされる炎症を軽減する可能性が報告されています。
しかしながら、CBDを二日酔いの治療法として推奨するには、十分な研究データが必要です。さらに、二日酔いに効果的な使用量などを決めるためには、さらなる科学的な証拠が必要です。
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CBDを摂取すると二日酔いが悪化することがある?
CBDにはいくつかの効能がありますが、人によっては吐き気や倦怠感などの副作用が起こる可能性があります。普段CBD製品を使用して吐き気や倦怠感を感じる人は、二日酔いの症状がある時にはCBDの摂取を避けるべきです。
飲酒後にCBDを摂取しても安全?
世界保健機関(WHO)によると、CBDは一般的に安全であると報告されていますが、人によっては以下のような副作用が起こる可能性があります。
- 倦怠感
- 下痢
- 食欲の変化
- 体重の変化
CBDは多くの薬と相互作用する可能性があるため、常用薬や頻繁に使用している薬がある場合は特に注意が必要です。医師などの専門家に相談することをおすすめします。
CBDと飲酒に関してはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
楽しく飲んでいるうちについつい飲み過ぎてしまうことは、誰にでも経験する可能性があると思います。二日酔いを防ぐ方法として、水をたくさん飲んだり、空腹でない状態で飲むように気をつけたりすることがありますが、二日酔いになってしまった場合、特効薬はありません。CBDは、二日酔いの症状全てを瞬時に消し去る効果はありませんが、頭痛や吐き気、アルコールが引き起こす炎症を軽減することができます。ただし、CBDで吐き気や倦怠感を感じる人もいますので、そのような副作用が出る場合は、二日酔い時にCBDを摂取するのは避ける方が良いでしょう。北米では、以前から二日酔いにカンナビスやCBDを使用している人が多くいますので、予期せず二日酔いになってしまった場合は、CBD製品を試してみてはいかがでしょうか。
参考元:CFAH、Extract Labs、healthline、Mayo Clinic
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