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CBD製品は、CBD成分が持っている様々な効能で世界を魅了しています。その中でも特に人気なのはCBDオイルやベイプに使用するティンクチャーですが、内服や吸引したくない人やアスリートの間では、筋肉痛などを局所的に簡単に塗布できるCBDバームが急上昇しています。そんなCBDバームにはどのような効果があるのでしょうか。
CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。
CBDとは
カンナビジオール(CBD)はヘンプや大麻草に100種類以上含まれているカンナビノイドの一種です。カンナビノイドは、人間の体内に存在するエンドカンナビノイドシステムのカンナビノイド受容体に作用したり、結合したりして、エンドカンナビノイドシステムが関与している様々な機能に影響を与えます。CBDには、禁止薬物成分とされるテトラヒドロカンナビノール(THC)のような向精神作用は全くありません。そのため、日本を含む多くの国で販売や摂取が許可されており、世界保健機関(WHO)も安全な成分として認めています。2018年に米国の農業法が改訂され、カナダで大麻が合法化して以来、様々な大麻草成分が研究されてきましたが、他国や米国連邦政府レベルでは大麻草は依然として違法薬物とされているため、なかなか研究が進まないのが現状です。しかし、現時点でCBDには以下のような効能が確認されています。
- 痛みを緩和する(鎮痛作用)
- 吐き気と嘔吐を抑える(制吐作用)
- 発作を抑える(抗けいれん作用)
- 不安や抑うつと闘う(抗不安作用)
- 睡眠を誘導する(睡眠作用)
- 不眠や悪夢を解消する(PTSD治療)
- 神経変性障害を和らげる(抗酸化作用)
- 炎症性疾患を緩和する(抗炎症作用)
- 薬物依存症の治療に役立つ(薬物依存治療)
他にもがん細胞や腫瘍を抑える効果(抗腫瘍作用)、精神病障害を和らげる効果(抗精神病作用)など様々な効果が謳われていますが、これからもっと研究が進めばより多くの効能が明らかになると考えられます。
CBDの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
CBDバームとは
バームは、濃厚で豊かな質感の外用製品で、通常、蜜蝋やココナッツオイルを混ぜた軟膏です。CBDバームの最も重要な成分はカンナビジオール(CBD)ですが、他にはリラックス効果のあるラベンダーやオメガ3脂肪酸が豊富なヘンプシードオイル、または肌に潤いや栄養を与える天然で有効な成分も含まれることがあります。通常、CBDバームは携帯に最適な小さな容器に入っており、いつでもどこでも簡単に塗布できるようになっています。
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CBDバームの効能
CBDバームは他のCBD外用製品と同様に、直接肌に使用し、症状を緩和するためにデザインされています。ただし、肌の表面には大きな血管がなく、外部からの要因から保護されているため、肌の吸収力は低く、CBD成分が血流に取り込まれることはありません。しかし、皮膚には体のエンドカンナビノイドシステムを構成するカンナビノイド受容体が広く存在しています。CBDは、このカンナビノイド受容体に作用することで様々な効果を発揮します。CBDバームの効能には次のようなものがあります。
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関節痛の緩和
スポーツや運動後の関節の不快感や痛みは、関節の炎症により引き起こされます。CBDバームを局部に塗布することで、CBDの強力な抗炎症作用により痛みを軽減できます。膝、肘、手首、肩など気になる部位にバームを塗り、やさしくマッサージしましょう。ある研究では、CBDを塗布すると関節の腫れが治まり、関節痛が軽減したという結果が出ています。
筋肉痛の緩和
筋肉の疲労からくる痛みや緊張には、CBDの弛緩作用が最適です。局部に塗布することで不快感を軽減し、硬くなった筋肉をほぐし、リカバリーを促進します。首、肩、腰、ふくらはぎなど、緊張や疲労、痛みを感じる部位に塗布し、筋肉をマッサージするようにしましょう。
頭痛や片頭痛の緩和
CBDの鎮痛作用だけでなく抗炎症作用が片頭痛の原因となる神経系の炎症を抑えるため、頭痛や片頭痛の緩和だけでなく片頭痛の予防に役立つ可能性もあります。特に、片頭痛が起こりやすい顎、こめかみ、額、首、両肩などにCBDバームを塗り込みましょう。片頭痛は、顔全体に広がる三叉神経と首と頭の付け根にある後頭神経に炎症が生じることで引き起こされます。片頭痛の痛みを感じない人でも、ストレス過多になるとこれらの神経が炎症を起こし、張り、痛み、コリなどの症状を感じることがあります。また、首の怪我や顎に痛みを感じる人は、この場所にある神経の炎症によりひどい頭痛に悩まされることが多いので、CBDバームを塗ることで炎症を抑え、痛みを軽減し、片頭痛を予防することが可能です。
肌のコンディションを整える
痛みや硬さを和らげるだけでなく、CBDバームは肌のコンディションも整えます。アメリカ皮膚科学会は、外用CBD製品がにきび、湿疹、乾癬、アトピー性皮膚炎などに関連した炎症を軽減する効果の可能性を示唆しています。また、CBDには皮脂の過剰分泌を抑える作用があるので、にきびに悩んでいる人に最適です。顔に使用する場合は、メンソールなどの刺激のある成分が入っておらず、安全な天然成分で作られていることを確認しましょう。
CBDがエンドカンナビノイド受容体に作用し、皮脂の分泌をコントロールして皮膚の潤いのバランスを保つことで、乾燥肌が解消されたり、乾燥肌による小じわなども解消する可能性があります。
その他
他にも、末梢神経障害や神経損傷に伴う痛み、顎関節症の痛みや症状を緩和する研究結果も出ています。
CBDバームの使い方
人間の皮膚は透過性が少なく、ほとんどの物質を体内に入らないようにブロックするようにできていますが、皮膚にはカンナビノイド受容体が多く存在していますので、毛穴から入ったCBDは周辺にあるカンナビノイドに作用します。手と患部をきれいにし、バームを手に取って少し温めるように手のひらをこすり合わせたら、円を描くようにやさしく塗布します。筋肉痛などの場合は、硬くなった筋肉をほぐすようにマッサージしながら塗り込みます。
乾燥肌やアトピー性皮膚炎など、ドライで炎症を起こした皮膚に塗る場合は、少し多めに塗り、乾燥してひび割れた個所などはバームを塗った上から靴下や手袋、包帯などを使って保湿するとより効果的です。また、CBD成分の抗炎症作用とエンドカンナビノイドシステムの機能により、傷の治癒を促進してくれるため、水仕事などで荒れた手やあかぎれなどにも効果を発揮します。
天然成分で作られたCBDバームは、髪の毛や爪、リップバームとしても使用できます。ただ、エッセンシャルオイルを含む場合は、使用されているハーブにアレルギー反応が出る場合もあるので、二の腕の内側や内またなどに少量塗り、アレルギー反応が無いことを確認してから使用しましょう。
まとめ
世界中で包括的な自然療法製品として認められてきているCBD製品にはオイルやグミ、ティンクチャーなど様々な形態があります。その中でもCBDバームは、手軽に携帯でき、いつでもどこでも使用できるので人気を集めている製品です。オイルやグミのように体内摂取するのではなく、患部に塗り込むことで、筋肉痛や関節痛など局部的な症状を緩和することが可能です。また、CBD成分が血管に浸透するのではなく、皮膚に存在するエンドカンナビノイド受容体に作用するため、抗炎症、鎮痛以外にも肌の水分のバランスを保ち、張りを与え、きれいに保ちます。安全な天然成分のみで作られたCBDバームなら顔のお肌にも使えるので、その可能性は無限大です。通常、携帯に便利な小さな容器に入っているので、お出かけの際にバッグに忍ばせておいてはいかがでしょうか。
参考元:AVIDA CBD、healthline、Medical News Today
CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。