Photo by CRYSTALWEED cannabis on Unsplash
CBD製品は日本でも数多く流通するようになり、様々なブランドが出てきています。CBDオイルは、そのまま摂取してもかまいませんが、飲み物に数滴入れたり、サラダドレッシングや料理に使ったり、電子タバコで吸ったり、肌に直接塗り込んだりと摂取方法も様々です。その上世界でも大きく成長している業界ですので、日々新たなブランドや製品が生まれています。
一つの製品を購入してしばらく使っていたけど他のブランドも気になるから購入してみたなど、使い切らずに残っているCBDオイルを持っている方も多いのではないでしょうか。封を開けて数ヶ月経つけど使っても大丈夫かどうかなど、CBDオイルの消費期限について考えてみましょう。
CBDとは
CBDとして知られるカンナビジオールは、大麻植物に由来する現在北米で幅広く人気のある化合物(カンナビノイド)の一種です。100種類以上あると言われるカンナビノイドは、テトラヒドロカンナビノール(THC)に次いで2番目に多く含まれており、大麻植物抽出液の最大40%を占めています。脳に影響を及ぼし高揚感や陶酔感などのいわゆる「ハイ」な状態にするTHCとは異なり、CBDにはそのような向精神作用がありません。CBDには、不安解消、痛み緩和、心臓と脳の健康改善など多くの利点があります。
CBDオイルの利点に関しては、こちらの記事をご参照ください。
CBDの合法性
CBD(カンナビジオール)には、脳に影響を与え高揚感や陶酔感など「ハイ」な状態にする向精神作用が無いため、THC(テトラヒドロカンナビノール)のような日本で禁止されている薬物ではありません。欧米では0.2~0.3%までのTHC含有量は産業ヘンプと見なされ、アメリカ食品医薬品局(FDA)などの政府機関で認可されています。日本では完全に検知不可能なゼロTHC製品のみが厚生労働省の審査・認可を受け、日本に輸入されています。
CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。
CBDオイルの消費期限とは
CBD製品のラベルに消費期限が表示しているものもありますが、表示されていない製品もあります。ラベルに何も書いてなくても、CBD製品には消費期限というものが存在します。封を開けてから何か月も放置していたCBDオイルを見たことありますか?オイルが透明ではなく少し濁ったようになっていたり、味も少し変化したように感じたり。CBD成分がオイルの中に含まれているので消費期限が無いように感じますが、CBD成分は時間が経つと最終的にはその薬効を失ってしまいます。
その期限は製品に使用されているキャリアオイルの種類や製品の製造や保存方法などによって異なります。色が変わったり、濁ったりするのは、CBD成分に変化が起こっているのではなく、キャリアオイル自体の変化です。蓋を閉めて適切な温度で保存していれば、1年から2年という長い消費期限がありますので、1か月ほど放置してあったとしても問題はありません。
どうして消費期限があるのでしょうか?
CBDオイルは、MCTオイル(ココナッツオイルから抽出された中鎖脂肪酸)、オリーブオイル、またはヘンプオイルをキャリアオイルとして使用しているものがほとんどです。台所にある植物油のように、6か月以上は持ちます。中でもMCTオイルは長持ちすることで知られていますが、CBDフルスペクトラム製品は植物物質の含有量が高いため、他の製品よりも早く期限切れになります。
消費期限に影響を与える要因
CBDオイルの期限は次のような要因に左右されます。
材料
材料の質や添加物などはCBDオイルの消費期限に大きな影響を与えます。例えば、成分分析が不十分だと、カビ、重金属、微生物などが混入していても分からない可能性があり、このような混入物はCBDオイルの質や消費期限に影響を与えます。また、フレーバーなど添加物入りの製品も期限が短くなります。
抽出方法
CBDオイルメーカーの多くはCO2抽出法を使っています。CO2抽出法は、最もクリーンで効率的な方法です。しかし、機器などの設備費が高額になるため、メーカーの中にはアルコールやブタンを使用した従来の方法で抽出している会社も存在します。アルコールやブタンを使用した抽出法では、微量のアルコールやブタン成分がオイルに含まれる可能性があります。許容量内であれば、これらが健康に害をなすことはありませんが、製品の寿命が短くなる可能性があります。
保存方法
製品の取扱店や購入者が製品をどのように保存しているかも消費期限を大きく左右します。保存方法によっては、消費期限だけでなく効能にも影響を与えます。
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劣化の見分け方
では、CBDオイルが劣化しているとどうやって分かるのでしょうか。食品の多くはニオイで判断できることがありますが、残念ながらCBDオイルの劣化度をニオイで判断するのは難しいです。エッセンシャルオイルなどの香り成分やフレーバーなどの添加物を使用している場合は特に判断に困るでしょう。香りやフレーバーの添加されていない、ナチュラルなCBDオイルの場合、腐ったジャガイモのような臭いが劣化を知らせるサインになります。
CBDオイルが古くなって劣化していると判断するには次のような兆候があります。
- オイルの色が透明感のあるものから黒に近いこげ茶色に変色している。
- オイルの質感が変わる。例えば、とろみのあるオイルからサラサラに変化。
- ボトルの外から見ても、オイルの濁りが見て分かる。
- ボトルの内側に白い膜が張っている。
期限切れ又は劣化したCBDオイルを使用するとどうなるの?
期限切れのCBDオイルを摂取しても特に副作用などの影響があるとは報告されていません。CBDオイルは通常1~2年間以内なら問題ありませんが、確かなブランドやメーカーは消費期限を表示しているので、確かめましょう。期限切れや少し劣化していても、少量なら特に問題はありませんが、腐った臭いがするオイルを大量に摂取すると、身体に悪影響をおよぼす可能性があります。また、オイルはそれほど劣化していなくても、CBD成分が劣化している場合は、オイルを摂取してもCBDの効果をあまり感じないかもしれません。
CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。
長持ちさせる方法
次のような方法でCBDオイルを長持ちさせることが可能です。大体1年を目安に考えると良いでしょう。気をつけて保存すれば、2年ぐらい持たせることが可能です。
表示されている期日を過ぎている製品又は1年を過ぎている製品は、オイル自体が劣化していなくても念のため適切な方法で捨ててください。
- 低温で保管する:オイルは熱にさらされると分解しますので、涼しい場所に保管しましょう。涼しければ、室温で十分ですが、気になる人や温かい季節は冷蔵庫で保管すると良いでしょう。
- 直射日光を避ける:日光はCBDオイルや成分を破壊する可能性があります。CBDオイルを保存する時は、戸棚の中など直射日光の当たらない暗い場所に置いてください。
- 密閉した気密性の高い容器で保存する:気密性の高い容器はCBDオイルを長期間新鮮に保ちます。CBDオイルは空気にさらされると寿命が早まります。
- コンロやオーブントースターなどのそばに置かない:台所にあるコンロの周りやオーブントースターのそばに置くと、熱の影響で寿命が早まる可能性があります。
CBDオイルを出来るだけ長持ちさせるには、上記に気をつけて最適な環境で保存することが大切です。最適な保存環境とは、涼しくて、暗く、乾燥している場所で、余分な熱や光、空気、異物などが入らない状態のことを言います。オイルはどうしても時間と共に少しずつ劣化しますし、たとえある程度劣化しても特に健康に被害があるわけではありません。しかし、オイルの劣化は、CBDの薬効や効果の劣化に繋がる可能性があります。車の中など温度が激しく変化する場所は避けてください。
期限切れや古いCBDオイルは身体に悪い?
少量なら害を及ぼすことはありませんが、腐った臭いがする製品は摂取するのが難しいですし、念のため破棄した方が良いでしょう。また、CBD成分の薬効も劣化している恐れがあるので、臭いを我慢して摂取しても何の効果も感じない可能性があります。
CBDオイルは冷蔵保存の方が良い?
冷蔵保存の必要はありませんが、涼しくて日光の当たらない暗い場所が良いので、戸棚の中か、夏など室内気温が高くなるようなら冷蔵庫での保存が適切です。
CBDオイルは冷凍保存できる?
冷凍できる製品もありますが、メーカーによっては冷凍すると成分が劣化する可能性があります。キャリアオイル自体も冷凍すると質が変わってしまうので、あまりお勧めできません。
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品質と消費期限の関係
CBDオイルは、それぞれのメーカーやブランドによってオイルに含まれているものが異なります。また、ブロードスペクトラム製品などでは、CBD、CBG、CBNやテルペン、フラボノイドなど含まれる成分をその比率も様々です。これら全てが消費期限に関係しています。また、添加物や成分抽出時に含まれる不純物や不要な化合物などは、製品の安全性や寿命に大きく関連しています。
材料の栽培方法や抽出方法などにより、次のような不純物の混入が考えられます。
- 農薬
- 重金属
- 水溶性物質
- 脂質
- 樹脂など
CBD製品を購入する時は、必ず適切な第三者機関で成分分析が行われているか、公表されている成分分析表などを確認してください。高品質を謳うブランドのほとんどは成分分析表を公表しています。公式ホームページに表示がなくても、問い合わせれば提示してくれます。
また、ヘンプや大麻草は、超集積植物です。超集積植物とは、土の中にある重金属や毒素を容易に吸収してしまう植物のことを意味し、材料となるヘンプや大麻草が育った環境(土壌)が大切です。成分分析表を確認すると共に、メーカーやブランドに材料となるヘンプの産地や農園を確認すると良いでしょう。ブランドによっては、ヘンプ農園やヘンプの栽培環境を紹介しているブランドもあります。
まとめ
CBDオイルは少なくとも1年以上持つことが分かりましたが、その期間は材料の質、添加物、抽出方法など様々な要因によって異なるようです。材料や成分が少ないほど長期保存が可能になるようなので、期間の長さで見ると純粋なCBDのみを使用したアイソレート製品が良さそうですが、効能を考えると、ヘンプに含まれるTHC以外の様々な成分を含むブロードスペクトラム製品の方が良いでしょう。オーガニック栽培されたヘンプとオーガニックMCTオイルを使い、CO2抽出法で製造されたものは高効能で長期保存が可能なようです。長期保存を可能にするには、戸棚の中など涼しくて暗く、乾燥した場所に保管しましょう。室内温度の上がる夏などは冷蔵庫に入れる方が適切だと考えられます。
CBD製品が普及してきたと言っても、まだまだ安価で購入できる製品ではありません。各製品の消費期限を前もって確認し、適切な保存方法で出来るだけ長持ちさせて使い切ってください。
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参考元:Apollo Medical Cannabis Clinic、Colorado Botanicals、Healthcare Weekly
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