Pocket
LINEで送る
このエントリーを Google ブックマーク に追加

Photo by Testalize.me on Unsplash

科学誌Antibioticsで発表されたイスラエルのエルサレム・ヘブライ大学とHadassah医療センターの研究者たちによる新しい研究によると、大麻成分のカンナビジオール(CBD)が、一般的な膣感染症の治療に有望である可能性が示されました。研究は、膣内に自然に存在するものの、バランスが崩れると細菌性膣炎を引き起こすGardnerella vaginalis菌(G. vaginalis)に焦点を当てています。実験室での試験では、CBDが抗菌作用と抗酸化作用を示し、G. vaginalis菌を弱体化させ、細菌の集まりであるバイオフィルムを除去することが確認されました。研究チームは、「CBDはG. vaginalis菌に対して抗菌・抗バイオフィルム効果を示し、細菌性膣炎の治療薬としての可能性がある」と報告しています。ただし、この研究は試験管内での実験(in vitro)であり、今後は動物実験や人体での臨床試験を通じた安全性と効果の検証が求められると指摘されています。

この研究は、大麻由来のカンナビノイドが抗菌治療に役立つ可能性を示す研究の一部です。例えば、昨年発表された別の研究では、大麻オイルが皮膚の傷の治癒を促進し、抗菌作用と鎮痛作用により慢性的な傷の合併症を軽減することが示されました。また、カンナビノイドの抗菌作用に関する総説では、CBGやCBNといった成分が抗生物質耐性菌への効果を持つ可能性が指摘されています。これらの研究は、大麻成分を活用した新たな医療アプローチの可能性を示しており、今後のさらなる研究が期待されています。

ソース元:https://www.mdpi.com/journal/antibiotics/special_issues/29U60168X8

Pocket
LINEで送る
このエントリーを Google ブックマーク に追加