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Photo by Alexander Shatov on Unsplash

現代は、TikTokやInstagram、YouTube、LINEなど、さまざまなソーシャルメディアプラットフォームが私たちの日常を満たしています。仕事やプライベートの時間に関わらず、ほとんどの人が毎日少なくとも1回は何らかのSNSプラットフォームを利用していることでしょう。スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどの携帯デバイスが普及したおかげで、インターネット上の情報にアクセスすることが容易になりました。この変化は私たちの生活だけでなく、知識の獲得方法にも影響を与えています。

ただし、インターネット上では誰でも情報を発信できるため、正確で信頼性のある情報と誤った情報が混在しています。情報の真偽を判断することは困難であり、専門知識のない一般の人々にとっては難しい課題です。

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インドのIIHMR UniversityのMadhavi Lalitha V V博士が率いる研究チームによりソーシャルメディアとフェムケアを含む女性の健康に関する研究が行われ、その結果が発表されました。この研究によれば、SNSは地域社会に多くの利益をもたらす一方で、特に若い女性や思春期の女性の心の健康やリプロダクティブヘルス(性と生殖に関する健康)に悪影響を及ぼしていることが明らかになりました。

ソーシャルメディア(SNS)は、人々を結びつけるなど多岐にわたる側面で貢献し、私たちの生活には欠かせない存在となっています。しかし、若い女性においては感受性が高く、特に思春期の少女たちにはSNSの悪影響が心配されています。特に青少年は、SNSのネガティブな側面に惹かれる傾向があり、その結果、心理的・身体的な健康にリスクをもたらすことがあります。

この研究では、幅広い年齢層の女性150人を対象に調査を実施しました。その結果、SNSには研究や教育を支援する一面もある一方で、脆弱な思春期の少女たちには悪影響を及ぼし、心の健康や性と生殖に関する健康にも悪影響を及ぼすことが明らかになりました。

Photo by Georgia de Lotz on Unsplash

SNSとは

英語ではSocial NetworkingやSocial Mediaと呼ばれ、インターネットを基盤にしたサイトやアプリを通じて、友人、家族、同僚、顧客などとの繋がりを築くことを指します。このデジタルなコミュニケーション手段は、FacebookやX(旧Twitter)、Instagram、Pinterest、TikTok、WhatsApp、YouTubeなどのプラットフォームを通じて、ソーシャルな関係やビジネス上のコミュニケーションが行われます。特にFacebookは毎日20億人もの人々が利用し、多くの人々が日常的にこのプラットフォームを活用しています。

近年、若者たちのSNS利用が急速に増え、10代の約22%が毎日10回以上ログインするなど、幅広い年齢層がFacebook、Twitter、YouTubeなどのプラットフォームを通じて交流しています。しかしながら、この状況により、特に若い世代においてはインターネット利用に伴う懸念や依存症のリスクが報告されています。

また、SNSではフェムケアや女性の健康に関する情報を提供する一方で、心理的・性的な健康に対する悪影響も招いており、これに対する予防策が必要であることが示唆されています。国際電気通信連合の2017年のレポートでは、15~24歳の利用者の割合(71%)が大幅に増加しているだけでなく、女性の方が男性よりもSNS中毒になる可能性が高いことが明らかになっています。

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女性の健康に対するSNSの利点

SNSは、さまざまなプラットフォームを通じて何百万もの人々の生活を助けてきました。女性の健康に対するSNSの利点には次のようなものがあります。

  • 健康に関する投稿やブログにより、さまざまな情報やサポートが提供されているおかげで、人々は子育てのストレスを軽減できます。
  • SNSは多くの面で女性を力づけ、必要な精神的サポートを提供します。
  • 女性の健康に関する情報を提供することで、女性の自立とセルフメディケーションを支援します。
  • 世界中の多くのNGO(非政府組織)がSNSを通じて、人里離れた地域や教育がままならない国や地域に情報を配信し、そこに住む女性にさまざまな教育支援を行うことができます。
  • インストラクターやプログラム担当者がその場所にいる必要がないため、後発発展途上国では非常に有益な教育方法となっています。
  • 女性の健康の公平性を促進します。

Photo by Laura Chouette on Unsplash

女性の健康に対するSNSの欠点

インターネットテクノロジーが進化して以来、社会科学者は人々、特に思春期の女性の生活に対するSNSの悪影響に関して警鐘を鳴らしてきました。若いネットユーザーの増加とともに身体的および精神的障害者の増加が見られることは、この問題の深刻さを示しています。SNSは女性の健康に対して次のような欠点が考えられます。

  • 思春期および若年層は攻撃的で未熟な行動をする特徴があり、性的な活動に関して危険な状況に陥る可能性が高いです。
  • 若い女性はSNSによって価値観や行動、思考が社会的規範から外れる可能性が高まるリスクがあります。
  • 健康に関するブログやSNS投稿をフォローし、セルフメディケーション(自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自己で手当てすること)することで、逆に健康被害に遭う可能性があるかもしれません。
  • 最も深刻な被害は、思春期や青少年期にあるミレニアル世代の女性、特に高校生や大学生に多く見られます。SNSを通じて性的な写真やメッセージを送り、不特定多数との性交や複数のパートナーとの性的関係など、性病などの健康被害を受ける可能性は男性よりも女性の方が高いです。
  • 性的な画像を共有した若者は、他の若者に比べて自尊心が低く、薬物を使用する可能性が高まる傾向があります。

まとめ

1970年代に始まったSNSが2004年ごろにFacebookの先駆けとなるMySpaceが登場したことで一気に広がりを見せ、現在ではFacebookだけでも一日に20億人が利用するほど人気があります。このように私たちの生活の一部となったSNSには、情報を共有することで妊婦や育児のストレスを軽減したり、女性の健康に関する教育が普及していない国や地域の女性でも情報を入手できることで、女性を力づけ、自立やセルフメディケーションを支援するというメリットがあります。しかし、その一方で思春期や青年期の女性は、男性よりもSNSを介して異性との交流や性的な画像を交換、送信する可能性が高いことが統計で判明しています。そのため、不特定多数や複数のパートナーとの性交などで性病などの健康被害を受ける確率も高まっています。また、SNSの影響を受けて攻撃的で未熟な行動や積極的な性的活動が増え、価値観や行動、思考が社会的規範から外れる可能性も高いと示されています。また、SNSを使ったセルフメディケーションによって、適切な治療が遅れて症状が悪化する可能性も懸念されます。この研究では、SNSのメリットを考慮しても、女性、特に思春期や青年期の若い女性にはデメリットが多く、SNSが若い女性の健康に悪影響を及ぼしていると結論付けています。

すでに私たちの生活の一部となっているSNSの使用は、増えることはあっても減ることはないと考えられます。女子高生や女子大学生などの若い女性や少女たちがSNSの被害リスクを認識し、回避できるようにするためには、正しい情報を提供し広めることが重要です。これは、保護者、教育者、研究者、社会活動家などを含む全ての人の義務だと考えます。情報を求める際も、一つのソースに頼るのではなく、複数のプラットフォームで情報を収集し精査することが大切です。また、フェムケアなどのデリケートゾーンのケア、生理など女性特有の悩みなどは医師や専門家に相談しましょう。

出典:Lalitha, Madhavi & Bindu, Hima. (2019). Role of Social Media in Women’s Health -Boon or Bane. 1. 3-7.

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