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Photo by Jon Flobrant on Unsplash

「生理中は妊娠しない」「タンポンは有毒」など、女性の健康に関するさまざまなうわさを耳にしたことはありませんか?欧米ではSNSの普及も相まって、若い女性から閉経を迎えた女性まで多くの女性が都市伝説とも言えるうわさに翻弄されています。今日はその中でも代表的なものとその真相をご紹介したいと思います。

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1.膣洗浄(Douching)は膣内をキレイにしてくれる。

女性の膣は自洗作用があるため、膣洗浄やオイルなどを膣内に入れて洗浄する必要はありません。逆に異物を膣内に入れると、自然に保たれている膣内細菌環境が乱され、細菌性膣炎(膣感染症)、骨盤炎症性疾患(生殖器の感染症)、妊娠中の問題、性感染症、炎症、膣の乾燥などを引き起こす可能性があります。おりものやデリケートゾーンのニオイの変化など異常がみられる場合は、婦人科医に相談してください。

2.HPVワクチンは摂取しなくてもよい。

疾病管理予防センター(CDC)によると、ヒトパピローマウイルス(HPV)はアメリカでもっとも一般的な性感染症なので、それに対するワクチン接種を受けることは非常に重要です。また、HPVワクチンが、がんを引き起こす可能性のあるHPVウイルス株のリスクを軽減するのに大きく役立つことが研究で示されています。

3.クランベリージュースを飲めば尿道感染症が治る。

クランベリージュースが尿道感染症に効果があると昔から言われていますが、アメリカ国立衛生研究所によると、既に尿路感染症を患っている場合、クランベリージュースやクランベリー製品を摂取しても治療効果はないと報告されています。しかし、一部の研究では、クランベリージュース、抽出物、錠剤などが尿路感染症の予防に役立つ可能性を示唆していますが、これについては十分な証拠がないと指摘されています。

4.タンポンは有毒。

これは、タンポン自体が有毒なのではなく、タンポンを新しいものと交換せずに長時間着用(8時間以上)すると、トキシックショック症候群(TSS)を引き起こす可能性があるということです。4~6時間おきに新しい清潔なタンポンに交換して正しく使用すれば安全です。

5.デリケートゾーンのかゆみとおりものは、イースト菌感染症(カンジダ症)に違いない。

北米ではほとんどの女性が、デリケートゾーンのかゆみやおりものはイースト菌感染症が原因だと考えて市販薬で治療しています。しかし、他の原因である可能性もあるため、自己判断で市販薬を服用することで、症状が悪化したり、適切な診断と治療が遅れるかもしれません。市販薬ではなく、産婦人科でどの微生物が症状を引き起こしているのかを検査してもらいましょう。

6.ブラジャーはガンを引き起こすことがある。

米国ガン協会が行った2014年の研究では、1500人以上の女性を対象にした結果、ブラジャーの着用と乳がんのリスクに関連性は見られなかったと報告されています。

7.月経周期は28日間である。

平均的な月経周期は28日間ですが、必ずしもそうではなく、もっと短い人もいれば長い人もいます。一般的に、女性の月経周期は21日から35日までの幅がありますので、28日でないからと言って心配する必要はありません。

8.出産したら元の体型にすぐ戻れる。

出産後、子宮が収縮して元の大きさに戻るまでには少なくとも6週間かかります。その後、妊娠前の体型に戻る速さは個人によって異なります。体重がすぐに減る人もいますが、一方で1年以上かかる人もいます。

9.性病になると必ず症状が現れる。

性感染症の多くは無症状であり、自分が性感染症にかかっていることさえ気づいていないかもしれません。そのため、性交時のコンドームと同様に性感染症検査が非常に重要です。

Photo by Annika Gordon on Unsplash

10.生理の出血量が多いのはしかたがないこと。

遺伝的に生理が重くなりやすいという人もいるかもしれませんが、だからと言ってあきらめる必要はありません。母親や親戚が重い生理痛を持っていたとしても、あなたの生理痛は他の兆候かもしれませんので、診察を受けて治療することができるかもしれません。あきらめずに婦人科医に相談してください。

11.生理前に激昂したり、落ち込んだり、不安を感じたり、情緒不安定になるのは普通のことだ。

毎月生理が始まる前に情緒不安定な状態になる場合、月経前不快気分障害(PMDD)の可能性があります。PMDDはPMSと症状は似ていますが、より深刻な問題です。生理が始まる1~2週間前に深刻な精神的苦痛を引き起こす可能性があり、さまざまな面で日常生活に影響を与える可能性があります。症状は生理が始まれば2~3日で消えますが、気になる場合は専門医に相談してください。

12.生理中のセックスでは挿入しない方がよい。

生理中に性行為を行っても問題ありません。多くの文化では出血中の性行為は社会的にタブーとされていますが、医学的な影響はありません。生理前や生理中に性的により敏感になり、性欲が増す女性もいます。

13.生理中は産婦人科の診察を受けない方がよい。

生理中でも産婦人科の診察は可能ですが、個人的な気持ちと生理の出血量によって診察を延期する方が良いと感じるかもしれません。子宮頚部細胞診(パップテスト)は、出血量が少なかったり生理の終わりの時期なら問題なく検査することができますので、生理中でも予約を変更する時間がない場合などは気にせずに受診しましょう。

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14.生理中は妊娠しない。

生理中でも性交すれば妊娠することがあります。月経周期が21日など、生理の間隔が短い女性の中には7日目または8日目に排卵する人もいるため、生理が長い人は生理の終わりごろに妊娠する傾向があります。

15.多嚢胞性卵巣症候群になると妊娠できなくなる。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)があると、妊娠がより困難になる可能性がありますが、それでも妊娠は可能です。PCOSを患う女性が妊娠できるようにするためにはいくつかの方法があり、どの選択肢を選ぶかについて専門医と話し合う必要があります。

16.大豆には女性ホルモンが多く含まれている。

体内の女性ホルモンと呼ばれるエストロゲンと、大豆に含まれる植物エストロゲンには大きな違いがあります。大豆を食べても人間の健康に大きな効果はないということがさまざまな文献で示唆されています。

17.結腸洗浄は体に良い。

結腸洗浄は健康に良い効果があるという科学的根拠がないだけでなく、痙攣、膨満感、下痢、吐き気、嘔吐などの副作用があります。結腸洗浄は、結腸内視鏡検査の前など医師の指示があった場合のみ行うべきです.

Photo by Mediamodifier on Unsplash

18.妊娠しやすくする特定の食べ物がある。

正確には、妊娠を促進する特定の食品は存在しません。不妊の悩みは専門医に相談し、同時にバランスの取れた野菜を中心とした食事やビタミンなどを摂取し、ヨガやエクササイズなど心身全体の健康に気を配ることが大切です。(妊活中に心がけたいことに関してはこちらをご覧ください。)

19.妊娠中のエクササイズは危険。

以前は妊婦は安静にするべきだと考えられていましたが、現在米国産婦人科学会(ACOG)は、妊娠中に1日30分以上の適度な運動をすることを奨励しています。ただし、転倒の危険性が高い運動は避ける必要があります。

20.妊娠中はインフルエンザ予防接種を受けない方がよい。

正解はこれとは全く逆です。インフルエンザ予防接種は、発育中の胎児をインフルエンザウイルスから守るための唯一の方法です。妊娠中にインフルエンザにかかると重症化し、死亡するリスクが非常に高くなるため、適切な時期にインフルエンザワクチンを接種することが非常に重要です。

21.閉経が始まったら妊娠できない。

閉経が始まっても、連続して12ヶ月以上生理がない状態になるまでは妊娠の可能性があります。通常、閉経は50歳前後に始まり、最初は月経が不規則になりますが、この期間中にも妊娠することができます。妊娠を望まない場合は、連続して12ヶ月以上生理がないことを確認するまで、コンドームや避妊薬を使用する必要があります。

22.母乳育児中は妊娠しない。

母乳だけで赤ちゃんを育てている場合、妊娠する可能性は低くなりますが、それでも100%妊娠しないわけではありません。授乳中でも排卵能力は回復する可能性があり、出産後にまだ月経が再開していない場合でも同じですので、すぐに妊娠を望まない場合は注意が必要です。

まとめ

北米では女性の健康に関してさまざまなうわさがあり、それは医師や教育者が積極的に教育をしないために事実とのギャップが生じていると示唆する医療従事者もいます。また、SNSの普及により多くの情報が飛び交い、何が本当に正しい情報なのかを精査することが難しくなっています。誤った情報は、私たち女性が必要な医療を受ける妨げとなる可能性があります。さらに、多くの企業や有名人たちがこの正しい情報と普及している誤った情報のギャップを利用し、さまざまな製品やサービスを販売していると専門家は指摘しています。私たち女性は自分たちの体や健康に関して正しい情報を得る権利があり、医療従事者は責任をもって正しい情報を提供し、教育を進めるべきだと思います。私たちもまたオンラインで広まっているうわさ話に惑わされることなく、信頼できる医療機関や教育機関が発信する情報を元に正しい知識を吸収し、より快適に健康に過ごせるよう努力しなければなりません。

参考元:Global NewsOchsner HealthWomen’s HealthWomen’s Health Network

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