毎月決まった時期に現れるニキビで悩んでいる人へ ~生理ニキビの全て~
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Photo by Polina Tankilevitch from Pexels

毎月アノ時期になると、お腹が張るし、下腹は痛いし、イライラする…これだけでも十分憂鬱なのに、顔にニキビまで!という人は意外に多いのではないでしょうか。2014年に発表された研究結果では、65%の女性が生理中にニキビが悪化したと報告しています。

今日は、月経とニキビの関係や対処法、そして本当にそれはニキビなのかどうかなど生理ニキビに関する情報をご紹介したいと思います。

ニキビの種類

一言にニキビと言っても次のようなタイプがあります。

  • 上部が黒色のニキビ:余分な脂分と死んだ皮膚細胞が詰まった、上部が開いた皮膚の隆起。頭部分が黒くなっているため、汚れが付着しているように見えますが、詰まった毛包に光が不規則に反射することで黒く見える。
  • 上部が白色のニキビ:脂分と死んだ皮膚細胞が詰まった頭が閉じた隆起。
  • 丘疹:炎症を起こした小さな赤またはピンクの隆起。痛みを伴うことがある。
  • 膿疱:膿の入ったニキビ。上部が白色または黄色で周りに赤い輪ができているように見える。引っかいたり摘まんだりすると傷跡が残る可能性がある。
  • 真菌性ニキビ(ピチロスポルム毛包炎):過剰なイースト菌が毛包に発生した時に起こる。かゆみや炎症を伴うことがある。
  • 結節:皮膚の奥深くにできるニキビ。大きく、硬く痛みがある。
  • 嚢胞:大きく皮下に膿が溜まり炎症を起こしたニキビ。痛みを伴い、傷となって残ることがある。
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ニキビの原因

ニキビは主にアンドロゲンホルモンによって引き起こされ、通常10代から若年成人の間に起こりやすくなります。このホルモンに対する敏感性と皮膚の表面の細菌や皮脂腺内の脂肪酸が組み合わさって、ニキビができると考えられています。

次のような特定の原因がニキビの状態を悪化させる可能性があります。

  • 生理中のホルモン値の変動
  • ニキビを触る・ひっかく
  • 帽子やスポーツ用ヘルメットなど
  • 高湿度などの特定の気象条件や大気汚染
  • 油性または油分の多いパーソナルケア製品(ヘビーローション、クリーム、ポマード、ワックスなど)の使用
  • 日常的に油を使う作業や仕事(揚げ物の食品店やレストランなど)
  • ストレス(ストレスホルモンのコルチゾール)
  • 遺伝子
  • スキムミルク、ホエイプロテイン、砂糖の多い食べ物や飲み物

Photo by Polina Tankilevitch from Pexels

生理前になるとどうしてニキビが悪化するの?

一言で表すとホルモンのせいです。

ホルモン値は月経周期(平均で約28日間)を通して変動し、月経直前はエストロゲンとプロゲステロン値が下がります。これにより、皮脂腺が必要以上の皮脂を分泌するきっかけとなり、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まりニキビが発生したり、悪化すると考えられています。また、ホルモンは皮膚の炎症やニキビの原因となる細菌の発生と増加を促します。月経直前のホルモン値の変化は、気分のむら、胸の張りやむくみなどの月経前症候群の原因になる可能性があります。また、月経前症候群はストレス増加にも関係しているため、これもニキビを悪化させる原因となります。

その上、生理ニキビは他の月経前症候群の症状のように、月経が始まれば収まるものではありません。今度はテストステロンという男性ホルモンが原因になります。月経の終わりに近づくと再度ホルモン値が上下し、テストステロンが過敏になった皮脂腺を刺激し皮脂の分泌を促すため、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、ニキビが悪化する可能性があります。

生理の1~2週間前にニキビが出始め生理が始まると消えるというパターンを少なくとも2回連続で繰り返している人は、生理ニキビの可能性が高いです。

生理ニキビが現れる箇所

生理ニキビは普通のニキビと違って、下顎や頬、下顎のライン、首など顔の下半分に現れることが多いです。また、生理前になると外陰部周辺にニキビができる人もいます。しかし、ニキビではなく、皮膚炎などの可能性もあります。例えば、生理用ナプキンが皮膚とこすれて毛包を刺激し、埋没毛や毛嚢炎、接触性皮膚炎などを引き起こす可能性もありますので注意が必要です。

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生理ニキビの症状

上記のような箇所にできる生理ニキビは通常、赤く、炎症を起こし、盛り上がった丘疹が多く、膿が溜まった膿疱になることはあまりありません。イライラする気持ちは分かりますが、極力摘まんだり触ったりしないようにしてください。弄ると症状が悪化し、ニキビが消えるのに時間がかかる可能性があります。

生理中の嚢胞ニキビ

嚢胞ニキビは、顔、胸、背中にできる大きくて痛みを伴う重症のニキビです。皮下に、複数の炎症を起こしたしこりができます。結節、嚢胞、瘢痕などが特徴となりますが、嚢胞ニキビは、生理前だけでなく、ホルモン変化に大きく影響されるため、妊娠や閉経周辺期など月経期間以外でも発生する可能性があります。外用薬があまり効かないので、嚢胞ニキビには通常、抗生物質やステロイドなどの経口薬が治療に使われます。

ニキビの痛みを和らげる方法

丘疹や皮下の深い部分にできる結節や嚢胞は、場合によってかなりの痛みを伴うことがありますが、次のような方法で痛みを和らげることができるかもしれません。

  • 温湿布:1度に10~15分間、1日3~4回、温湿布を行います。痛みを和らげ、膿を出すのに役立ちます。
  • 冷湿布:1度に5~10分間、冷湿布または氷で冷やします。痛みや腫れを軽減するのに役立ちます。
  • 過酸化ベンゾイル:過酸化ベンゾイルにはバクテリアなどに対する殺菌作用があります。

活発な生理ニキビを抑える方法

毎月やってくる生理ニキビは、時に頑固で中々消えてくれない場合があります。市販の製品を組み合わせることで、治るスピードをアップすることができるかもしれません。

次のような製品を使ってルーティンを組むことが可能です。

  • 肌に優しい非石鹸系クレンザーを使って1日2回洗顔する。
  • グリコール酸パッドを使用して、死んだ皮膚細胞を取り除き、炎症を緩和し、新たな皮膚の成長を促す。
  • 市販されている2.5%などの低い強度の過酸化ベンゾイルをニキビが出ている箇所だけに塗布する。
  • 市販のサリチル酸入りのクレンザーやクリームを使って毛穴をきれいに保つ。
  • レチノイドを塗布して肌をきれいに保つ。レチノイドはビタミンA由来で、新しい皮膚細胞の生成を促し、脂分や死んだ皮膚細胞を詰まった毛包から押し出す作用だけでなく、抗炎症作用もある。
  • ティーツリーオイルをキャリアオイルと混ぜて、ニキビが出ている箇所に塗布する。ティーツリーオイルは、殺菌作用があり、軽度から中程度のニキビの症状を改善すると研究結果が出ています。

この他にも次のような方法で症状を緩和することが可能です。

  • 顔を手で触らないようにします。手から細菌や汚れが皮膚についてしまう可能性があります。また、髪の毛が顔にかからないようにして、手や電話などが顔に触らないように注意します。
  • オイル系の日焼け止め、化粧品、フェイスオイル、コンシーラー等の刺激性のある製品は避けます。水性ベースの保湿液などを使いましょう。
  • 襟の詰まった服、ストラップ、ヘルメットなどによる摩擦から肌を保護します。
  • 極力日光を避け、外出時はノンオイルの日焼け止めと保湿剤を使用することで紫外線を防ぎます。
  • 汗をかいた後は、洗顔します。タオルはコットン製で、顔を拭くたびに洗濯した新しいタオルを使い、1度使ったタオルは洗濯します。
  • 薬局で買えるニキビ用製品を使用する場合は必ず使用方法の指示通りにします。塗布しすぎると反対に刺激が強すぎて悪化したり乾燥したりする場合があります。
  • ターメリックを使ってパックします。ターメリックには抗炎症特性があり、傷などの治癒を助けます。
  • 非加熱はちみつを使ってパックします。非加熱はちみつが持つ抗菌特性は、肌に良いだけでなく、毛穴の油分や汚れを落とし、水分補給することでニキビを軽減するのに役立ちます。
  • アロエベラの冷やし特性は、赤み、発疹、かゆみを和らげます。また、その抗炎症作用と抗菌作用はニキビを防ぐのに最適です。純100%オーガニックアロエベラを使いましょう。
  • 運動する。運動して汗をかくと、毛穴が開き、汗が毛穴に溜まった脂分やほこりなどの汚れを押し出します。運動中は、清潔な綿製の布で優しく押さえてこまめに汗を拭きます。この時に、擦ったり刺激を与えたりしないように気をつけて、一度使った布は洗うまで使わなくても良いように、予め布を数枚用意しておきます。運動後は必ず洗顔しましょう。

Photo by Anna Nekrashevich from Pexels

次の生理が来る前に出来ること

生理ニキビの一番嫌なところは、毎月その時期になると現れることです。しかし、少しでも症状を抑えるために出来ることがあります。

市販のニキビ用製品
普通のニキビに効果のある製品は生理ニキビにも効果があります。

  • メイヨ―クリニックは、過酸化ベンゾイル製品を低濃度から始めて数週間かけて徐々に濃度を増やすことを推奨しています。
  • グリコール酸や乳酸などのアルファヒドロキシ酸を含む製品は、死んだ皮膚細胞を除去し、毛穴の詰まりを防ぎます。また、新たな皮膚細胞の成長を促します。
  • サリチル酸製品も役立つでしょう。0.5%などの低い濃度でも、毛穴が詰まったり、ニキビになるのを防ぐ効果があります。

食事療法
食品が血糖値を急上昇させる速度の尺度であるグリセミック指数(GI)が低い食品を食べて血糖値を調整すると、ホルモン性ニキビを改善できるという研究結果が出ています。そのため、次のような高GI食品は、ニキビを悪化させることが示唆されています。

  • 甘い食べ物や飲み物
  • 白パン
  • 超加工食品

高GI食品の多くは炎症を悪化させるため、ニキビにも関連しています。これらの食品を出来るだけ減らすようにすれば、ニキビの発生を抑えることができるかもしれません。

医師に相談した方が良い時

市販の製品や民間療法などを使っても3か月以上同じような生理ニキビが続く場合や、ニキビだけでなく次のような症状がニキビと一緒に現れる場合は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性がありますので医師に相談してください。PCOSは、卵巣で男性ホルモンが多く生成されるせいで、排卵しにくくなる一般的なホルモン障害の疾患です。

  • 生理不順や月経停止
  • 過剰な顔の毛や体毛
  • 体重増加や減量困難
  • 首の後ろや他の部分の皮膚に黒い斑点
  • 薄毛や脱毛

まとめ

ホルモン値の変動が激しい十代~二十代前半には、誰もが一度はニキビで悩むと思います。その中でも女性特有の生理ニキビのせいで、生理中の低飛行気味の気分がより下がってしまうという人は多いのではないでしょうか。生理ニキビは、私たちのホルモンが関係しているために完全に防止することはできません。しかし、ニキビを悪化させるような食品を控えたり、普段から毛穴をきれいに保つようなルーティンを実践することで生理ニキビを軽減することが可能です。また、運動は汗で毛穴の詰まりを軽減するだけでなく、ニキビの原因にもなるストレス軽減にも役立ちます。その他にも、アロエやターメリックなど民間療法もあるので、自分の肌とライフスタイルに合う方法を探してみてはいかがでしょうか。

色々試しても3か月以上特に変化が無かったり、酷くなったり、他の症状を伴う場合は、皮膚科など専門医に相談しましょう。

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参考元:Cleveland ClinichealthlinehealthshotsMayo Clinic

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