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ポーランドのシレジア医科大学の研究チームによると、カンナビジオール(CBD)と他の植物抽出物を含むマウスウォッシュが、口腔内の細菌を抑え、炎症を軽減することで、口腔健康の維持に役立つ可能性があるとされています。先月「Clinical Advances in Dental Medicine and Oral Health」誌に掲載されたこの研究では、ティーツリーオイル、CBDオイル、アクメラ・オレラケア植物由来のスピランソールを含むマウスウォッシュを40人の患者に使用しました。ティーツリーオイルのみのマウスウォッシュと比較すると、CBD配合の製品は歯垢の蓄積や歯肉出血の減少において顕著な効果を示しました。さらに、このCBDマウスウォッシュは口腔内の細菌バランスを維持し、歯周病リスクを低減する可能性があることも明らかになりました。
研究者らは、CBDとスピランソールの抗炎症作用や抗菌作用が、口腔の健康だけでなく、全身の健康にも良い影響を与える可能性があると指摘しています。口腔内の炎症は、糖尿病や心血管疾患、妊娠中の合併症リスクとも関連があるため、適切なケアが重要とされています。また、CBDはバイオフィルム(細菌の集合体)の形成を抑える効果を持ち、義歯の抗菌コーティングや皮膚の傷の治癒促進にも有効であることが他の研究でも示唆されています。ただし、今回の研究は被験者数が少なく、喫煙や糖尿病などの個別リスクを考慮していない点が課題とされており、今後より大規模な研究が求められています。
ソース元:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40095592/