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カンナビジオール(CBD)は、複数の薬効を持つ大麻化合物です。大麻の主な精神活性成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)とは異なり、CBDは高揚感や多幸感を引き起こしません。現在行われている初期段階の研究では、CBDが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因であるウイルスであるSARS-CoV-2の感染をブロックするのに役立つ可能性が示されています。
CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。
CBDとは
カンナビジオール(CBD)はヘンプや大麻草に100種類以上含まれているカンナビノイドの一種です。カンナビノイドは、人間の体内に存在するエンドカンナビノイドシステムのカンナビノイド受容体に作用したり、結合したりして、エンドカンナビノイドシステムが関与している様々な機能に影響を与えます。CBDには、禁止薬物成分とされるテトラヒドロカンナビノール(THC)のような向精神作用は全くありません。そのため、日本を含む多くの国で販売や摂取が許可されており、世界保健機関(WHO)も安全な成分として認めています。2018年に米国の農業法が改訂され、カナダで大麻が合法化して以来、様々な大麻草成分が研究されてきましたが、他国や米国連邦政府レベルでは大麻草は依然として違法薬物とされているため、なかなか研究が進まないのが現状です。しかし、現時点でCBDには以下のような効能が確認されています。
- 痛みを緩和する(鎮痛作用)
- 吐き気と嘔吐を抑える(制吐作用)
- 発作を抑える(抗けいれん作用)
- 不安や抑うつと闘う(抗不安作用)
- 睡眠を誘導する(睡眠作用)
- 不眠や悪夢を解消する(PTSD治療)
- 神経変性障害を和らげる(抗酸化作用)
- 炎症性疾患を緩和する(抗炎症作用)
- 薬物依存症の治療に役立つ(薬物依存治療)
他にもがん細胞や腫瘍を抑える効果(抗腫瘍作用)、精神病障害を和らげる効果(抗精神病作用)など様々な効果が謳われていますが、これからもっと研究が進めばより多くの効能が明らかになると考えられます。
CBDの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは
一般的にSARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)と呼ばれるウイルスによって引き起こされる呼吸器系の病気は、2019年末から広がり始め、2020年には世界的なパンデミックとなりました。コロナウイルスに感染していても、感染していることに気づかない無症候性の人もいますが、ほとんどの人は軽度の症状で自然に回復します。しかし、中には呼吸困難などの深刻な症状を患う人もいます。特に高齢者や糖尿病、心臓病などの別の慢性疾患がある場合、より重篤な症状が出る確率が高くなります。
CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。
最も一般的な症状には以下のようなものがあり、これらの症状はウイルスに感染してから2~14日後に始まる可能性があります。
- 発熱、悪寒
- 空咳、息切れ
- 重度の疲労感
- 筋肉痛、体の痛み
- 頭痛
- 味覚や臭覚の喪失
- 喉の痛み
- 鼻づまり、鼻水
- 吐き気、嘔吐
- 下痢
吐き気、嘔吐、下痢などの消化器系の症状と嗅覚や味覚の喪失は、他の症状が現れる前にいち早く兆候として現れる場合があります。
以下の症状がある場合は、直ちに医師の診察が必要です。
- 呼吸困難
- 胸の痛みや圧迫感が続く
- 唇が紫色
- 顔面蒼白
- 突然混乱する
- 起きていられない
- 起きるのが難しい
- 肌、唇、爪の根元が青白い、灰色、または青みがかっている
ウイルスに感染した一部の人では、脳卒中も報告されています。
あまり一般的ではありませんが、次のような症状も報告されています。
- 目の充血、腫れ
- 失神
- ギランバレー症候群
- 咳き込んで吐血する
- 血栓
- 痙攣
- 心臓の問題
- 腎臓の損傷
- 肝臓の問題や損傷
- 子供の足の指や足に紫または青みがかった発疹
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研究で判明したこと
実験室研究と健康記録分析の両方で、CBDにはSARS-CoV-2に対する保護効果があることが分かりました。CBDを使ったヒト胚細胞にウイルスを導入したところ、通常なら発生するウイルス複製と定着が起こりませんでした。また、CBDを投与したマウスは、CBDを投与していないマウスよりも新型コロナウイルス感染症を発症する可能性がはるかに低いことが判明しました。CBDベースの薬を処方されている患者は、同じ病気で他の薬を処方されている患者と比べて、新型コロナウイルス感染症に罹患する率が低いことも明らかになりました。
例えば、米国で承認されている高濃度CBDのてんかん治療薬を服用している患者は、別の薬を服用している患者と比べて新型コロナウイルスに感染する確率が約10倍近く低いことが分かりました。
SARS-CoV-2のようなRNA型のウイルスの場合、細胞はウイルスゲノムを切断するシステムを活性化することで、ウイルスに感染した細胞はアポトーシスと呼ばれる制御された細胞死を迎え、早期に排除することが可能です。これにより、感染を阻止したり、体内や他の人への感染が広がることを遅らせる可能性があります。CBDをこれらのウイルスたんぱく質と組み合わせると、このシステムが活性化し、アポトーシスを活性化する能力がはるかに向上しました。
さらに、SARS-CoV-2に暴露されていない細胞は、CBDによって本来の抗ウイルスシステムが刺激され、ウイルス感染に対する準備を強化したことも分かりました。適切な量のCBDにより細胞がウイルスに反応する準備を整えることができ、必要がない限りこの反応は起きないことも示しました。
興味深いことに、100種類を優に超える大麻化合物であるカンナビノイドですが、SARS-CoV-2に対する保護効果を示したのはCBDだけで、CBDとTHCを組み合わせると、CBDのウイルスに対する保護能力が低下したことも分かりました。
まとめ
臨床試験を含むさらなる研究が必要ですが、今回の研究からはカンナビジオール(CBD)が将来的に新型コロナウイルス感染症を防ぐのに役立つ可能性が示されました。ただし、これはCBDがワクチンやマスクなどの代替となるものではなく、むしろこれらの予防対策と併用することが望ましいと研究者たちは警告しています。また、研究で使用されたCBDは市販されているCBD製品とは異なるため、市販のCBD製品が新型コロナウイルス感染症を予防または治療できるという保証はありません。
しかしながら、アレルギーなどでワクチン接種が困難な人や、ワクチン接種を避けたい人にとっては、この研究結果は非常に朗報です。CBDは日本でも手軽に入手できるようになってきており、WHOも比較的安全な成分として認めています。高濃度のCBD製品も存在し、普段から定期的に摂取することで、不眠解消やストレス解消の効果だけでなく、新型コロナウイルス感染症に対する免疫力の向上が期待できるかもしれません。
参考元:Life Sciences、Mayo Clinic、National Institutes of Health、News-Medical.net、University of Waterloo、WebMD
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