世界のCBD市場は2032年までに251億5千万ドルに達すると予想されています。ヘンプや大麻草から抽出できる成分であるカンナビジオール(CBD)には私たちの健康に対して多くの利点があり、不安解消から痛み緩和まで、さまざまな健康上の問題に対する自然療法として人気を集めています。そんな中でもあまり知られていないのがCBDリップバームだと思います。今日はCBDリップバームの効能を調べたいと思います。
CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。
唇の荒れやひび割れの主な原因
私たちの唇の皮膚は皮脂腺がないので、体の他の部分の皮膚に比べて薄く敏感です。そのため、体調だけでなく、天候などが原因で荒れやすくなります。唇の乾燥や荒れの原因には次のようなものがあります。
- 空気の乾燥
- 寒さ又は暑さ
- 日焼け
- 唇を頻繁になめる
- 病気(アレルギー、甲状腺疾患、自己免疫疾患など)
- 薬の副作用
- ビタミン欠乏症(鉄分やビタミンB)
- 脱水症状
主な症状
唇の荒れには次のような症状があります。
- 唇が乾燥し、うろこ状になる
- 皮膚がひび割れる
- 皮がむける
- 痒み
- 痛み
Photo by Enecta Cannabis extracts on Unsplash
CBDとは
カンナビジオール(CBD)はヘンプや大麻草に100種類以上含まれているカンナビノイドの一種です。カンナビノイドは、人間の体内に存在するエンドカンナビノイドシステムのカンナビノイド受容体に作用したり、結合したりして、エンドカンナビノイドシステムが関与している様々な機能に影響を与えます。CBDには、禁止薬物成分とされるテトラヒドロカンナビノール(THC)のような向精神作用は全くありません。そのため、日本を含む多くの国で販売や摂取が許可されており、世界保健機関(WHO)も安全な成分として認めています。CBDには下記のような効能があります。
- 痛みを緩和する(鎮痛作用)
- 吐き気と嘔吐を抑える(制吐作用)
- 発作を抑える(抗けいれん作用)
- 不安や抑うつと闘う(抗不安作用)
- 睡眠を誘導する(睡眠作用)
- 不眠や悪夢を解消する(PTSD治療)
- 神経変性障害を和らげる(抗酸化作用)
- 炎症性疾患を緩和する(抗炎症作用)
- 薬物依存症の治療に役立つ(薬物依存治療)
CBDの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。
CBDの抗炎症作用
唇の荒れは皮膚の炎症が原因で起こることが多く、その結果、唇が乾燥したり、ひび割れたり、皮がむけたりします。CBDには抗炎症作用があり、局所に塗布することで炎症を軽減し、治癒を促します。そのため、荒れた唇の炎症を緩和し、修復し、不快感を軽減します。
また、CBDの抗炎症作用と皮脂分泌を抑える効果は、唇の周りの炎症やにきびを緩和、防止するのに役立ちます。また、米国皮膚科学アカデミーは、CBDの抗炎症効果が湿疹や乾癬などの症状緩和にも役立つと発表しています。
CBDの鎮痛作用
CBDには痛みを緩和する作用があります。炎症が痛みを引き起こす場合もあり、CBDの抗炎症作用はとても効果的です。唇の荒れが酷くなると、唇に亀裂が入り、出血や痛みを引き起こします。CBD成分が炎症を抑え、痛みを緩和し、唇に潤いを与え、治癒を促します。
CBDの保湿作用
抽出したCBD成分をMCTオイルに混ぜたCBDオイルは、幅広く販売されています。ココナッツ由来のMCTオイルにも高い保湿作用がありますが、CBD成分自体も保湿作用があります。私たちの体のいたるところにあるカンナビノイド受容体は、体内でエンドカンナビノイドシステムを構成しています。このエンドカンナビノイドシステムは心身のあらゆる機能のバランスを保つ役割があります。エンドカンナビノイド受容体CB1とCB2の両方が皮膚に多く存在しているため、CBDがこれらの受容体に作用することで皮膚に潤いを与え、バランスを保ちます。
市販の多くのリップバームは合成成分を含んでいますが、CBDリップバームは天然オイルを使用しているため、敏感肌や炎症を起こしやすい方に最適です。
CBDの抗酸化作用
抗酸化物質は、フリーラジカルによる損傷から皮膚を保護するだけでなく、損傷した皮膚細胞の修復と再生にも役立ちます。CBDの抗酸化作用は、唇の荒れの治療に最適です。CBDを局部に塗布すると、唇のデリケートな皮膚の損傷を修復し、皮膚を過酷な環境要因から保護します。また、口の周りの皮膚の赤みなども軽減するので、口唇ヘルペス、アトピー性皮膚炎、または乾燥肌で炎症を起こした皮膚にも効果的です。
CBDの抗菌作用
ある研究では、CBDに唇を保護する抗菌化合物が含まれていると示唆しており、抗酸化作用と共に水分を皮膚内に閉じ込め、カサカサになるのを防ぎ、細菌だけでなく寒さや暑さからも唇を保護します。
CBDの抗真菌作用
口角に現れるカサカサや荒れは、真菌感染症が原因の可能性があります。唇を頻繁になめると、その部分に菌が繁殖し始め、唇の端に痒みを伴う白い斑点のような症状を引き起こすかもしれません。2016年に行われたレビューでは、CBDには有望な抗真菌作用のあることが示唆されました。局部に塗布することで、真菌を除去し、真菌の増殖を防ぐ可能性があります。
長期間効果を発揮
市販のリップクリームは、唇の荒れを一時的に和らげる作用がありますが、CBDリップバームは、炎症を抑え潤いを与えるだけでなく、効果が長く続きます。これは、CBDがエンドカンナビノイドシステムと連携し、皮膚のバランスと治癒を促進するためです。CBDは唇全体の健康を改善し、荒れを防ぎます。
Photo by Cesar La Rosa on Unsplash
見た目もきれいに
CBDの作用で唇の荒れが治り、保湿され、唇の血液循環が改善することで、唇に潤いと張りが出て見た目も美しい唇になります。また、自然な潤いと張りがでることで、余分な化粧品が不要になります。
CBDリップバームでハイになる?
向精神性作用で酩酊感や「ハイ」な状態にする大麻成分は「テトラヒドロカンナビノール(THC)」で、CBDにはそのような効果は全くありません。また、微量のTHCが含まれているフルスペクトラムのCBD製品であっても、皮膚に塗布することで血管には浸透しないので精神に影響を及ぼす恐れはありません。
まとめ
CBDには多くの効能があり、その中でも特定の効果が唇の乾燥、荒れ、ひび割れなどに効果的であることが分かりました。CBDの抗炎症作用が炎症で荒れた皮膚を治癒し、赤み、痒み、痛みなどを緩和し、傷ついた皮膚を修復します。CBDの保湿作用と抗酸化作用は唇に潤いを与え、水分を閉じ込め、柔らかく張りのある唇にするだけでなく、フリーラジカルや紫外線などの有害物質から皮膚を守ります。そしてCBDの抗菌・抗真菌作用は、荒れた唇の細菌や真菌感染症などの菌を除去し、増殖を防ぎます。カンナビノイドのひとつであるCBDはエンドカンナビノイド受容体に作用するので、塗布することでその効果を長続きさせることが可能です。
冬は特に空気が乾燥している上に、寒さにより唇が乾燥しやすくなっています。唇の乾燥や荒れで悩んでいる方は一度CBDを試してみてはいかがでしょうか。
参考元:Cleaveland Clinic、healthline、Sunny Sweet Days
CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。