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ワシントン州立大学主導で行われEllVet Sciences社の博士が共著した最新の研究は、大麻植物に含まれるCBDとCBDAを犬がどのように代謝するのかを明らかにしました。この種の研究としては初めての試みで、犬におけるCBDとCBDAの代謝と他の薬との潜在的な相互作用を理解することに焦点を当てました。ラットや人間とは異なり、犬はCBDとCBDAを異なる方法で処理するため、この研究はペット向けCBD製品を後押しすると考えられています。
犬が持つP450酵素とCYP1A2が主にCBDとCBDAを代謝していることが分かり、これらの酵素に影響を与える薬剤の同時投与や遺伝的要因がある場合は、CBDとCBDAの有効性と安全性に影響を与える可能性があると示唆しています。また、CBDAが独特な代謝経路をたどることも判明したため、これらの酵素とその代謝経路に関する更なる研究が進めば、さまざまな犬種や健康状態に合わせた革新的で安全なCBD製品の開発に繋がり、犬と飼い主の生活の質を向上することが可能となります。また、この研究では現在推奨されている用量でCBDとCBDAを使用した場合、薬物を体外へ排出する体のメカニズムを妨げる作用もないため、犬の健康にとって安全で有効な選択肢だと判明したと強調しています。