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4月に入るとカナビス界隈は賑やかになり、4月20日のビッグイベントに向けて動き出します。日本では大麻は違法とされているので知っている人は少ないかもしれませんが、4/20(4月20日)は、Weed Day(大麻の日)と呼ばれています。今日は「非公式の祭日」Weed Dayをご紹介したいと思います。

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4/20の起源

大麻の日と言われていますが、なぜ4月20日なのでしょうか。様々なうわさがあるようですが、最も信頼できる起源の話は、LA Timesが報じています。1970年代にカルフォルニア州にあるSan Rafael高校の学生のグループは、よく学校の壁に座ったり壁の周りで集まっていたため自分たちを「Waldos」と呼んでいました。時間は課外活動が終わる午後4時20分と決めていました。そしていつからかグループは、大麻の影響下で「これまで以上に興味深いことを探す」という冒険を「サファリ」と名付けて互いにチャレンジし始めました。その頃には「420」が彼らの中で大麻を意味する暗号になっていました。

その後、Waldosのメンバーの兄弟がGrateful Deadというバンドで働くことがきっかけとなり、1990年12月28日オークランドで「4月20日午後4時20分に“420”を吸おう」というビラがまかれました。その1枚が雑誌High Timesの当時の記者の手に渡り、1991年に雑誌で取り上げ、その後も「420」を大麻を意味する暗号として使ったことから全世界に大麻を意味する言葉として知られるようになりました。また、「世界中の人と毎年同日同時刻に大麻を吸いたい」という気持ちから作ったビラが、この大麻の日4月20日を生み出しました。

Waldosのメンバーたちは現在でも4月20日に集まり大麻の日を祝っているといいます。

4/20って知ってる?カナビス業界では一年で最も大きなイベントの日~WEED DAY~

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4/20を祝うのはなぜ?

4月20日を大麻の日として祝うことは大麻合法化の取り組みには不可欠だったと言われています。4月20日という祭日は、大麻の合法化に向けた出発点で、そこから大麻の合法化活動と政府に対する反撃が始まりました。メディアは挙って4月20日の集会やイベントを報道し始め、気が付けば4月20日は薬物規制と大麻合法化について議論するフォーラムのようなものになっていました。

カルフォルニア州の大麻合法化の元の法案の1つはSB-420と呼ばれます。2003年に提出されたSB-420は、医療目的で患者に大麻を推奨したことを理由に、医師が罰せられたり、権利や特権を拒否されたりすることを禁止すると明記しています。カリフォルニア州では医療大麻は1996年から合法化されていますが、娯楽目的の大麻使用は2016年11月まで合法化されませんでした。

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現在の4/20

カナダやタイ、ウルグアイなど完全に大麻が合法化された国やドイツなどこれから合法化に向けて進んでいる国もあります。現在、4月20日はどのように祝われているのでしょうか。AYR Wellnessが発表した最新のレポートでは、4月20日の大麻消費活動の傾向と人気が変化していることが分かりました。21歳から74歳までの900人を超える大麻を使用している人を対象として2月から3月にかけて調査を行いました。この調査では、対象者の31%が4月20日は特別な日だと答えました。また、40%近くの人が大麻の日を祝うために仕事を休むと答えています。対象者の71%は4月20日でも大麻の消費量に変化はないと答えましたが、23%はいつもより多くの大麻を消費する予定だと答えました。4月20日を祝うと答えた対象者の70%が大麻入り飲料を試したいと答え、飲料品への興味が高いことが分かりました。

また、新しい傾向としてはマサチューセッツ州やサクラメントにある合法大麻企業や農園などは4月20日を祝うために従業員に有給休暇を与えています。彼らは、「4月20日は、人々が日常生活で経験する健康と幸福をより大きなものにしてくれるカナビスとカナビスの効果への感謝、愛、敬意を示す日」だと言います。

4/20を祝う2023年のイベントは、パンデミックで多くのイベントが中止になって以来初のフルスケール開催となり、今までの記録を破る売り上げが期待されています。去年は4月15日から20日までの6日間で4億8530万ドルのカナビス販売による売り上げがありました。Fortuneの最新レポートによると、大麻産業全体は年末までに最高355億ドル、2028年までに約570億ドルに成長すると予測されています。

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4/20の祝い方

北アメリカでは、4月20日にはいたるところでイベントが行われます。カナダでは、大麻が合法になる以前は、その頃すでに大麻が合法化されていたワシントン州などで行われる大きなイベントに多くの人がカナダから参加していました。また、バンクーバーなどの大都市では大麻合法化を訴えるデモなどが行われていました。現在では、カナダ各地でイベントが行われ、多くの企業が出店し、カナビス製品の販売やコンサートなどが催されるだけでなく、完全合法化となった今でも世界で大麻が合法化されることを願うデモが行われたり、パネルを招いてカナビス業界や製品の最新情報や世界情勢を対談したりしています。

もちろん、イベントに参加しなくても4月20日を祝うことができます。カナビスやCBDオイルを使った料理やデザートを作って友人と一緒に楽しみましょう。CBDオイルを使ったレシピでハイにあることはありませんが、美味しいだけでなく炎症やストレスを軽減するという嬉しい効果があります。また、CBDバスボムやCBDフェイスパックなどで心身ともにリフレッシュするのも4/20を祝う良い方法だと思います。

まとめ

4月20日が「大麻の日」と非公式ながら世界中で祝う日となってから30年近い年月がかかりましたが世界がカナビスに注目し、カナダなど全面的に大麻を合法化する国も現れるようになりました。米国でも大麻を合法化する州は増え続けており、50州の中で医療大麻も含めて全面的に違法だとしている州はわずか5州になりました。その中に含まれているサウスカロライナ州で先日行われた世論調査では、成人の大多数が医療大麻だけでなく娯楽用大麻も合法化するべきだと考えているという結果が出たことで、州議会への働きかけが進むのではないかと期待されています。最終的に、連邦政府が承認すれば米国のカナビス市場は大きく拡大し、カナダや他国の大麻業界、大麻市場にも影響を与えるでしょう。

4月20日はヘンプオイルを使ったサラダや、CBDオイル入りの飲み物やデザートを楽しみ、CBDバスボムやCBDフェイスパックでWEED DAYを祝ってみませんか。

参考元:High TimesThe Irish SunTIMEUSA TODAY

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