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Photo by Elsa Olofsson on Unsplash

CBD(カンナビジオール)製品は日本でも最近普及し始めているので、CBDオイルやバームは既に愛用している方もいらっしゃると思います。欧米市場にあるCBD製品には、オイルだけでなく、ティンクチャー、グミ、軟膏、バームなどに加えて、今注目され始めたフェムケア用のインティメイトケア製品であるセラムやウォッシュがあります。そして、少し前から徐々に話題になりつつあるのが美容製品です。

CBDには抗炎症、筋肉弛緩、リラックス、鎮静、鎮痛、抗菌作用など現在分かっているだけでも複数の効能が分かっていますが、これからもカナビス全体への研究および相乗効果の研究なども進められていけばもっと多くの作用が判明するかもしれません。これらは、主に病気や特定の症状に対する作用ですが、肌や美容の場合はどうでしょうか。ナイトクリームや乳液などに入っているCBD成分で私たちは恩恵を受けることができるのでしょうか。私たちの敏感で繊細な顔の肌にCBDはやさしいのでしょうか。今日は、CBD入りの美容製品について調べてみたいと思います。

CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。

カンナビノイドとは

カンナビノイドはマリファナやヘンプなどの大麻植物に含まれる化学物質の総称です。麻に含まれている主なカンナビノイドはTHC(テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)です。大麻植物に含まれているカンナビノイドの種類は現在確認されているだけでも100を超え、中には最終的に200を超えると考える研究者もいます。各カンナビノイドの特性や人の体に与える影響などの研究はまだ初期段階で、カンナビノイド全ての種類の特性や副作用などが解明されるにはまだまだ時間がかかると考えられます。CBDとして知られるカンナビジオールは、THCに次いで2番目に多く含まれており、大麻植物抽出液の最大40%を占めています

様々なCBDオイルの利点に関しては、こちらの記事をご参照ください。

CBDの合法性

CBD(カンナビジオール)には、脳に影響を与え高揚感や陶酔感など「ハイ」な状態にする向精神作用が無いため、THC(テトラヒドロカンナビノール)のような日本で禁止されている薬物ではありません。欧米では0.2~0.3%までのTHC含有量は産業ヘンプと見なされ、アメリカでは2018年に産業ヘンプの合法化が認められました。他にも、医師によるCBD処方薬は現在Epidiolexというてんかんに効くCBD薬が食品医薬品局(FDA)により認可されています。その他にも合成CBDとTHCの処方薬、nabilone、dronabinolなどがFDAにより認証されており、合成CBDとTHCの混合薬であるSativexは、アメリカでは現在治験中ですが、カナダやヨーロッパでは認可されています。日本では完全に検知不可能なゼロTHC製品のみが厚生労働省の審査・認可を受け、日本に輸入されています。

Photo by Teanna Morgan on Unsplash

CBDの肌に対する効果

スキンケアのためのCBDの効果に関しては、まだまだ様々な研究が行われているところですが、現在までに判明していることを考えると、その効果に期待が持てるかもしれません。CBDには皮膚に対する次のような影響が考えられます。

抗炎症作用がある

皮膚の炎症は、体内で化学物質を分泌し、エラスチンやコラーゲンなど皮膚の構造を損傷させ、その結果シワにつながります。CBDの抗炎症作用は、皮膚の炎症を抑え、老化プロセスを遅らせる可能性があります。また、2014年の研究によるとCBDの抗炎症特性は、皮脂や脂分の生成を制御する可能性があり、過剰な脂分分泌による肌のテカリやニキビなどを軽減できるかもしれません。

酸化ストレスから肌を守る

CBDが抗酸化物質であることは、既に明らかにされています。その作用は細胞の損傷につながるフリーラジカルと戦い、その活動を抑えることで、CBDは皮膚組織と細胞内のコラーゲン分解を遅らせる働きをします。また、2020年に行われた研究レビューでは、CBDが細胞損傷の原因となる酸化ストレスから皮膚を守るのに役立つ可能性を示唆しています。しかし、この研究結果は試験管内実験の結果なので、人を使った臨床試験が必要になります。

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ストレス軽減で肌の老化を防ぐ

CBDの特徴的な作用の1つは、不安やストレスを軽減することです。ストレスを軽減することで、早期老化を防ぎ、細かいシワの発生を遅らせる可能性があるだけでなく、滑らかでみずみずしい肌を保つための、より良い品質の睡眠も促します。

皮膚細胞の再生を促進する

私たちの肌は日焼けや汚染物質などによってダメージを受け、年齢を重ねるにつれて、皮膚細胞の再生に時間がかかるようになります。一部の研究者は、CBDが皮膚細胞の再生を促し、皮膚のしなやかさ、若々しさ、潤いを保つのに役立つと信じています。

皮膚疾患の治療に役立つ

2018年に行われた研究レビューでは、皮膚に対するCBDの効果をさらに調べるために質の高いランダム化した比較テストが必要だとしながらも、CBDが次のような皮膚疾患の治療に役立つと結論付けています。

  • 皮膚炎
  • 乾癬
  • にきび
  • 皮膚がん

2019年に行われた別の研究レビューでは、CBDは傷の治癒に役立つ可能性があると示唆しました。また、いくつかの臨床研究では、CBDが局所的な痛みを緩和すると示唆し、これは敏感で刺激に弱い皮膚や慢性的な顔の傷などに有用である可能性があります。そして、2019年に行われた小規模の研究では、THCを含まないCBDを皮膚疾患の患部に塗布することで、副作用なしで皮膚の健康状態が著しく改善されたと報告されました。しかし、CBDやカナビスの研究はまだ始まったばかりで、これらを確実に検証するためには、より質の高い研究が必要となります。

顔のシワを減らす

CBDの研究が始まった当初、CBD分子は人の体内にあるCB1およびCB2受容体と結合すると考えられていましたが、最新の研究では、CBDは体内で自然発生するカンナビノイドを生成するエンドカンナビノイド系の活動を調節することで、間接的にこれらの受容体に影響を及ぼすと考えられています。つまり、CBDはエンドカンナビノイド系を通じてカンナビノイドを生成する身体能力のバランスを保ち、加齢に伴う肌の状態の減退を補うことでシワと戦います。また、エンドカンナビノイド系は、私たちの睡眠、気分、食欲など数多くの脳内機能を調節しているため、エンドカンナビノイド受容体に作用することで、体の自然なホルモンバランスを調整し、健康な肌を促進する可能性があります。しかし、前述にあるように、現時点で結論付けるには十分な科学的証拠がそろっていないため更なる研究が必要です。

Photo by David Gabrić on Unsplash

皮膚の弾力性を向上させる

皮膚の弾力性とは、皮膚を引き延ばした後に元の形に戻る能力のことを言い、肌に弾力性がなければ、たるんだり、シワになったりします。悲しいことに、私たちの皮膚は加齢とともに弾力性を失います。その要因として考えられるのは、太陽光線、喫煙、栄養不足、大気汚染などがあります。ある研究では、CBDが皮膚の弾力性を向上させると明らかにしています。

CBDの摂取方法

肌のためにCBDを摂取するには、内服と外用の2種類があります。内服は、ストレス軽減、抗炎症、睡眠改善などに役立ちますし、CBD成分を体内に取り込むにはとても効果的です。特定カ所のシワや皮膚を重点的にケアしたい場合は、CBDオイルを肌に直接塗るよりも、ヒアルロン酸をキャリアとして使っているCBD外用製品(クリーム、軟膏、ローションなど)を塗布するのが一番効果的です。ヒアルロン酸は、肌の弾力性を向上させる最も強力な分子で、それにCBDが混ざっていると、CBDの有効成分が肌の表面だけでなく、肌の中に浸透するため、長期にわたって使用すれば小じわの軽減などにつながる可能性があります。

まとめ

日々進められている研究の中で、CBDには様々な疾患の症状を軽減するだけでなく、肌の健康にも役立つという結果が少しずつですが出てきているようです。まだ、臨床試験が行われていないものも多いため、科学的根拠として挙げるにはデータが少ない段階ですが、抗炎症、ストレス軽減、睡眠促進、抗酸化作用など皮膚の状態を改善するために不可欠な複数の作用がすでに明らかになっているため、CBDは肌の健康やアンチエイジングに役立つと言っても過言ではないようです。進んでいく研究と共に、CBD成分を使った化粧品やスキンケア製品もこれから多く開発されていくと思われます。最近、肌の調子が悪いなと感じていたり、アンチエイジングに興味のある方はCBDオイルやCBD入りのスキンケア製品を試してみてはいかがでしょうか。

参考元:CFAHhealthlineLeafly HoldingsNewsweek

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