インティメイトケアって何?男性のためのインティメイトヘルスケア
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Photo by Deon Black from Pexels

女性のためのインティメイトケアは市場が拡大していることから様々なケア製品や方法がこれからも注目されると考えられます。しかし、男性器のヘルスケアはどうなのでしょうか?男性器は生殖のためだけの器官ではなく、男性器の状態は様々な身体のコンディションを知らせるサインになります。また男性器の健康は、日常生活、ストレス、人間関係、自信などに影響を与える可能性があります。

インティメイトヘルスケアとは

聞きなれない言葉かもしれませんが、「インティメイト」とは、よく使われる「親密な」という意味ではなく「パーソナル、プライベート」という意味で、「プライベートな部分の健康とケア」という意味になります。ライフスタイルや体質に合わせて大切なデリケートゾーンをケアし、その健康を保ちます。女性用のインティメイトケア製品は以前から販売されていますが、最近では男性用製品も販売されるようになりました。

男性器の健康

インティメイトケアで言う「男性器の健康」には、「問題なく排尿する能力」「問題なく勃起し、その状態を維持する能力」「生殖能力」、そして性感染症や陰茎がんなどの特定の疾患を防ぐことが含まれます。

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男性器の健康は次のような要因によって影響を受けます。

  • ホルモン値:勃起障害(ED)は、テストステロン値の低下などのホルモンのバランスが崩れることによって引き起こされる可能性があります。
  • 年齢:年齢を重ねるごとにテストステロン値が自然と低下します。そのため、年齢はED、オルガズムの程度の低下、射精力の低下、陰茎の感受性の低下などに関連しています。
  • 健康状態・病気:心臓病、高血圧、高コレステロール、糖尿病や肥満などの疾患はEDの原因となります。
  • 精神状態:ストレス過多、不安症やうつ病などの精神障害、またそれらの治療薬はEDの原因となります。それとは反対にEDが不安症、うつ病、ストレス、自信喪失などの原因となる場合もあります。
  • 性行為:コンドーム無しのセックスを好む場合、あなたとあなたのパートナーの両方が定期的に性病検査を受けることが重要です。また、不特定多数のパートナーではなく、性病を患っていない特定パートナーとだけ関係を維持するようにします。それが無理な場合は、コンドームを正しく使用する以外に病気のリスクを減らす方法がありません。また、乱暴で荒々しい性行為は、あなたの陰茎に害を及ぼす可能性があります。例えば、がさつに包皮をめくると包皮が損傷するかもしれません。また、誤って勃起した陰茎を曲げれば、外傷性陰茎折症の原因になります。
  • 薬の服用:薬の中にはEDリスクを高めるものがあります。薬が影響して性機能障害を起こしていると考えられる場合は、医師または薬剤師など専門家に相談しましょう。
  • 喫煙:喫煙は、健康全般に悪影響を及ぼすだけでなく、EDリスクが高くなります。
  • お酒の飲みすぎ:過度の飲酒は、性欲減退、勃起不全、意図しない性行為選択などを引き起こす可能性があります。
  • 衛生状態:デリケートゾーンの衛生状態を保つことは男性器だけでなく身体全体の健康にとって不可欠です。
  • 前立腺がん治療:前立腺がんの治療として前立腺や周囲の組織の切除は、尿漏れやEDの原因となる可能性があります。
  • ピアス:陰茎ピアスは、皮膚の感染症や排尿障害を引き起こす可能性があります。また、ピアスの位置によっては、勃起したりオルガズムに達するのが困難になる可能性もあります。

男性のためのインティメイトケア

男性器のケアには次のようなものがあります。あなたのライフスタイルや体質に合わせてルーティンを組みましょう。

食事
デリケートゾーンのケアは健康的な食事から始まります。高カロリーな食事ではなく、健康的でバランスの取れた食生活を心がけましょう。2016年に行われた研究では、フラボノイドを多く含む食事をすると、70歳までにEDになるリスクを軽減することが分かりました。フラボノイドは、根菜、緑黄色野菜、ベリー類、ぶどう類、柑橘類、お茶、チョコレートなどに多く含まれています。また、次のような食品はテストステロン値を上げ、生殖能力を向上し、EDリスクの軽減や予防、前立腺の健康改善に役立ちます。

  • ほうれん草
  • カプサイシンの入った辛い食品
  • アボカド
  • コーヒー
  • リンゴ
  • にんじん
  • 大麦
  • トマト

Photo by Fortune Vieyra on Unsplash

運動
適度な運動はEDリスクを軽減します。少なくとも週に数回のエクササイズで、男性器の健康を改善することができます。ジムに行かなくても、家や公園などで出来る自重トレーニングや軽いランニングやウォーキングでも効果があります。

骨盤底体操
骨盤底体操は女性のための体操としてよく推奨されますが、男性のインティメイトケアにも効果があります。この体操は、勃起能力や持続力を改善し、排尿時の尿切れの悪さなどを解消します。

適切な体重維持
肥満は、健康全般だけでなく男性器機能にも悪影響を及ぼし、EDや性交不能症のリスクを高めます。肥満になると、テストステロン値が低下し、全身に炎症を引き起こし、陰茎に血液を送る血管を含む血管全般に損傷を与える可能性があります。

ストレス軽減
ストレスを軽減することは、心身の健康と陰茎の健康にも良い効果があります。ストレスと不安は性的能力や生殖能力に影響を与えます。また、ストレスはEDの原因になる可能性のある心血管疾患リスクを高めます。ストレスや不安は、次のような方法で軽減することができます。

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良質な睡眠
睡眠は、私たちの血管の健康にとって非常に大切で、これは勃起能力に影響を及ぼします。睡眠不足がテストステロン値の低下やその他のホルモンバランスの崩れに繋がるため、閉塞性睡眠時無呼吸症はEDと関連があると示唆されています。良質な睡眠を十分とりましょう。

飲酒と喫煙
お酒を多く摂取すると、健康全体に悪影響を及ぼすだけでなく、男性ホルモンの生成を妨げ、性交不能症や男性不妊症の原因となる可能性があります。タバコの喫煙は、陰茎の健康に悪影響を与え、EDと強く関連しています。2013年に行われた研究では、喫煙が心臓の自律神経機能を破壊し、それがEDに繋がる可能性を示唆しています。また、喫煙は生殖能力および性欲を低下させます。

洗浄
性器と鼠径(そけい)部を頻繁に洗い、清潔に保ちます。衛生状態が悪いと、包皮の下に恥垢(悪臭のする刺激性油性物質)が蓄積する可能性があります。恥垢が溜まると、周りの皮膚の炎症や亀頭包皮炎の原因となります。また、洗浄やセックスの後は包皮を元の位置に戻しましょう。

デリケートゾーンの洗い方

温かいお湯と無香料の肌に優しいマイルドな石鹸で洗います。化学物質を多く含む石鹸の使用や、デリケートゾーンをゴシゴシ擦ったりすると性器周辺の敏感な肌が炎症を起こす可能性があります。

  1. 恥骨部分と陰茎の根本部分の皮膚を洗います。太ももと恥丘の間の部分は汗が溜まりやすいのでよく洗います。
  2. 陰茎体を洗います。
  3. 包皮がかぶさっている場合は、そっとめくって洗います。これは、亀頭炎の原因になる恥垢の蓄積を防ぐのに役立ちます。
  4. 陰嚢とその周りの皮膚を洗います。
  5. 会陰部(陰嚢と肛門の間の皮膚)を洗います。
  6. 肛門周辺と臀部の間を洗います。

入浴やシャワー毎にデリケートゾーンをしっかり洗い清潔に保ちましょう。洗う時は、次のような性病の症状やサインが無いかをチェックします。

  • 異常な分泌物
  • 発疹
  • 水ぶくれ
  • イボ

グルーミング

陰毛を剃るか剃らないかは、個人の自由ですが、剃ったりトリムしたりする場合は自分の肌の性質を考慮します。

剃る
痛みを伴わない脱毛方法ですが、発疹などを起こさないように注意しましょう。剃る時はシェービングクリームなどを、塗り毛が伸びる方向に剃ります。剃った後はコルチゾンクリームなどを塗り、皮膚炎を予防します。カミソリは他の人と共有せず、使用前に消毒します。使い捨てカミソリを使用する場合は、頻繁に交換してください。

脱毛ワックスや糸脱毛

ワックスは、温めたワックスを塗り、毛包から毛を引き抜きます。糸脱毛は、毛の周りに糸を絡めて毛根から毛を引き抜きます。どちらもある程度の痛みを伴います。適切に行われなかった場合、皮膚が腫れたり、発疹が出たりする可能性があります。

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ケミカル脱毛
脱毛クリームは、毛のタンパク質を分解することで洗い流して除去できるようにします。効果的な脱毛方法ですが、肌質によっては発疹や炎症を起こすことがあります。敏感肌や化学物質アレルギーのある人は使用しないでください。また、脱毛クリームは直接陰茎に塗らないでください。

トリミング
全部剃らずにトリムする場合は、ハサミか電気トリマーなどを使います。使用前後にハサミを必ず消毒し、そのハサミを陰毛トリム専用としてください。他の用途に同じハサミを使うと、細菌などが広がる可能性があります。

男性器の病気

男性器の病気には次のようなものがあります。

  • 勃起不全:勃起状態が不十分だったり状態を維持することができないため性交不可能な状態。
  • 射精障害:射精不能、早漏、遅漏、射精時の痛み、射精時の精液減少、逆行性射精(射精時に精液が膀胱へ流れる)などを含む。
  • 無オルガズム症:十分な刺激を感じるにもかかわらず、オルガズムに達することができない。
  • 性欲減退:セックスへの欲求低下。
  • 性感染症:イボ、淋病、クラミジア、梅毒、性器ヘルペスなどの性病は、排尿時の痛み、分泌物、ペニスまたその周辺の痛みや水泡などを引き起こす可能性がある。
  • イースト感染症(カンジダ症):亀頭の炎症、赤い発疹、白色の斑点、かゆみ、灼熱感、白色分泌物などを引き起こす可能性がある。
  • ぺロニー病:陰茎内の海綿体白膜にしこりができる慢性症で、勃起時に湾曲や痛みを伴う。
  • 陰茎折症:勃起した陰茎に極度な力が加わり陰茎内の繊維状組織などが損傷、断裂し、陰茎が変形したり腫れあがったりする。性交中に女性の骨盤に強く打ち付けることによって引き起こされることがよくある。
  • 持続勃起症:性的刺激や欲求・興奮無しで発生する持続的かつ痛みを伴う勃起状態。
  • 包茎:包皮切除術を受けていない陰茎の包皮を亀頭からめくることが出来ず、排尿時や勃起時に痛みを伴う。
  • 嵌頓(かんとん)包茎:めくれた包皮を亀頭にかぶせることが出来なくなった状態。痛みを伴った腫れと血流障害を引き起こす可能性がある。
  • 陰茎がん:最初は水泡が現れ、その後、水っぽい膿を出すイボに変化。

性感染症予防

性感染症を予防するために普段から次のことに注意しましょう。

  • 性病検査を受ける:多くの性感染症は無症候性で目立った症状がありません。このため、新しいパートナーと性交する前に検査を受けることが大切です。あなたとパートナーの両方ともが検査を受けることが理想的です。どちらかが感染していることが分かっていれば、うつらないように予防策を講じることが出来るかもしれないので、専門医に相談してください。
  • 必ずコンドームを使用する:オーラル、膣、アナルに関係なくセックスする時は必ずコンドームを使用するようにすれば、特定の性病を防ぐことができます。

性病にかかった疑いがある場合は、慌てず、速やかに医師に相談してください。ほとんどの性感染症は治療可能ですし、恥ずかしいことではありません。医師の適切な指示に従いましょう。

医師に診てもらった方が良い時

次のような症状が現れたら速やかに医師の診察を受けてください。

  • 射精方法の変化
  • 性的欲求の急激な変化
  • 排尿中または射精中の出血
  • 陰茎または性器のイボ、しこり、ただれ、炎症
  • 痛みや性行為が出来ないほどひどい陰茎の湾曲
  • 排尿時の灼熱感
  • 陰茎からの分泌物
  • 陰茎への外傷後の激しい痛み

まとめ

自分のデリケートゾーンを普段からチェックして通常の状態を知ることが大切です。普段の状態を把握することで、分泌物やイボ、腫れ、炎症など何か変化が起こった時に素早く気づくことができ、早い段階で適切な治療を受けることができます。包皮が被っている場合は、炎症の原因となる恥垢が溜まらないように入浴、シャワー毎にしっかり洗い、入浴出来ないときは濡れタオルなどで清潔に保ちましょう。性交時には必ずコンドームを使用するようにし、パートナーが変わるたびに性病検査を受けることが理想的です。

日本の国立感染症研究所の最新報告では、クラミジア感染が増加しており、特に男女とも20歳台が一番多く感染しています。また、厚生労働省の最新データでも性感染症全般の感染者数が増えています。セーフセックスやデリケートゾーンを清潔に保つことで性病やその他の病気を予防し、定期的に検査や診察を受け、適切なインティメイトケアルーティンを実践することで、デリケートゾーンを健康に保ち快適に過ごしましょう。

参考元:healthlineMayo ClinicMedical News Today

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