CBD製品ってどのぐらいの時間で効果が現れるの?効果が現れる時間とその継続時間
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Photo by Jamie Edwards on Unsplash

ここ1~2年で市場を大きく拡大して注目を浴びるようになってから、様々なCBD製品が販売されるようになってきました。CBDはヘンプだけでなく大麻草(マリファナ)からも抽出されることからCBD製品をマリファナと関連付けて遠慮していた人も、CBDの普及が拡大するにつれて製品への理解を示すようになってきました。CBDは様々な効能がある上に、単体での副作用がほとんど無いため、研究が進むと共に益々用途が増え市場も拡大していくと見られています。

そんなCBD製品ですが、実際に服用してからどのぐらいの時間でその効果を体験することができるのでしょうか。また、その効果の持続時間について考えてみたいと思います。

CBDとは

CBDとして知られるカンナビジオールは、大麻植物に由来する現在北米で幅広く人気のある化合物(カンナビノイド)の一種です。100種類以上あると言われるカンナビノイドは、テトラヒドロカンナビノール(THC)に次いで2番目に多く含まれており、大麻植物抽出液の最大40%を占めています。脳に影響を及ぼし高揚感や陶酔感などのいわゆる「ハイ」な状態にするTHCとは異なり、CBDにはそのような向精神作用がありません。CBDには、不安解消、痛み緩和、心臓と脳の健康改善など多くの利点があります。

CBDオイルの利点に関しては、こちらの記事をご参照ください。

CBDの合法性

CBD(カンナビジオール)には、脳に影響を与え高揚感や陶酔感など「ハイ」な状態にする向精神作用が無いため、THC(テトラヒドロカンナビノール)のような日本で禁止されている薬物ではありません。欧米では0.2~0.3%までのTHC含有量は産業ヘンプと見なされ、アメリカでは2018年に産業ヘンプの合法化が認められました。他にも、医師によるCBD処方薬は、食品医薬品局(FDA)などの政府機関で認可されています。日本では完全に検知不可能なゼロTHC製品のみが厚生労働省の審査・認可を受け、日本に輸入されています。

CBDの働き

CBDは、私たちの身体の多くのメカニズムを通じて、脳や身体と相互作用します。CBDを摂取すると、体内および中枢神経系の様々なタンパク質と相互作用し、この相互作用のカギとなるのは、内因性カンナビノイド(エンドカンナビノイド)系、特にCB1とCB2カンナビノイド受容体です。また、CBDはセロトニン受容体5-HT1Aやバニロイド受容体TRPV1など、内因性カンナビノイド系に直接関係のない他の受容体タンパク質とも相互作用します。CBDの潜在的な抗炎症や痛み緩和の特性は、これら他の生物学的経路を活性化するために起こる可能性があると示唆されています。

摂取してどのぐらいで効果が現れるの?

CBDを摂取してからどのぐらいの時間で効果が現れるかは、摂取方法、摂取量、そして体質によって異なるため、どのぐらい早く効果が現れ、どのようにあなたに影響するかを正確に予測することは困難ですが、平均的な時間をご紹介します。

CBDにはストレス緩和、不安の軽減、不眠の改善、抗酸化・抗炎症作用、アンチエイジングまで様々な効果が期待されています。EU初のCBD上場企業「ヘンプリーバランス(Hemply Balance)」が開発した、スイス産オーガニックヘンプ抽出の高品質CBD製品はこちらから購入できます。

摂取方法

ここでは摂取方法別に焦点を当ててみます。

経口摂取
最も一般的な摂取方法は、CBDオイルを口の中に直接数滴たらしたり、飲み物に入れたり、グミなどの食品として食べたりなど口から摂取する方法です。飲み込むことで、CBDは血液内に入るのではなく、消化器官を通り、最終的に肝臓に送られ、そこで分解されて最後に血流に到達します。研究によると、CBD化合物が肝臓で代謝されると、「初回通過効果」と呼ばれる現象が起こり、肝臓酵素がCBD濃度を下げ、その残りが血流に送られ、身体全体に循環します。一般的に経口摂取されたCBDは、その効果を感じるまでに1~5時間かかります。

Photo by CRYSTALWEED cannabis on Unsplash

口腔舌下摂取
CBDオイルは、舌下に数滴たらして飲み込む前に30~60秒間ほど指で粘膜に擦りつけると、粘膜吸収することができます。また、頬の内側(口内)に貼り付けることのできるアルジネートフィルムなどもあります。この方法では、消化器系や肝臓を部分的に迂回して血流に素早く取り込むことができるため、数秒~15分以内に効果を感じることができます。しかし、経口摂取するCBDと同様に、飲み込んだ残りのCBDは消化器系を通り、数時間後再びその効果が現れます。

吸引摂取
ベイプペン(電子タバコ)などでCBDオイルまたは高濃度のCBDリキッドを吸う場合は、気化したCBDを肺に吸収するため経口摂取よりも素早く血流に取り込むことができます。肺から吸入されたCBDは、吸い始めて3分間ほどで体内濃度がピークに達するため、吸い始めて15分以内には効果が現れるでしょう。簡単で効果が比較的速く現れるため、喫煙者などには非常に人気のあるベイプペンですが、多くの研究はCBDの経口摂取を基に行われているもので、吸引摂取に関して安全を保障するようなデータがありません。また、FDAなどでもベイプペンによるCBD吸引は推奨しておらず、吸引する成分や素材によって肺組織を損傷する恐れがあるため、ベイプペン吸引自体をなるべく避けるように警鐘を鳴らしています。

経皮吸収
ニコチンパッチや避妊薬パッチのように、CBDパッチも簡単で効率的、長時間コンスタントに投与できるため人気があります。カンナビノイドは、浸透促進剤などと一緒に投与されると、私たちの皮膚と皮膚細胞を通り、血流に取り込むことが容易に可能です。パッチは特定の皮膚や筋肉の患部に直接貼ることができるため便利で、その上血流にできるだけ多くのCBDを取り込むという点ではベイプペンなどの吸引摂取と同等の効果があります。また、周りの人に気付かれることなく数時間に渡って一定のCBDを投与することが可能です。パッチの場合、1時間以内に効果を感じることができるでしょう。

外用投与
皮膚に直接塗り込むことで、CBD成分がその場所にあるカンナビノイド受容体とゆっくりと相互作用します。CBDを含むバームやクリームなどは、皮膚のカンナビノイド吸収率が低いため、たっぷりと多めに塗り込む必要があります。CBDの効果は、塗り込んだ後90分~120分ほどでピークに達します。このバームやクリームなどの外用CBD製品は、局部の痛み緩和などによく使用されます。

摂取量

CBDが身体に作用し、体内から排出される時間は次のような要因に影響されます。

体重
体脂肪は、効果を感じるために必要なCBD量に影響を与えるため、体重が重たいほど、より多くのCBDが必要になります。また、THCと同じようにCBDも脂肪細胞に貯蔵され、尿や便を介して徐々に体外へ排出されるので、体重はCBD成分が体内にとどまる時間にも関係しています。

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新陳代謝
身体の代謝率は、CBDが体内にとどまる時間に影響します。代謝は、化合物を分解して合成するのに必要な時間を決定するため、カンナビノイドを処理して代謝するのに必要な時間を左右します。

使用頻度と製品の品質
あなたの身体だけでなく、CBDの使用頻度やCBD製品の品質もCBDの効果が現れる時間に影響を与えます。CBD製品を入手したら、使用頻度を含む自分にとって最適な摂取プランを見つけることが大切です。最適な摂取プランは、製品種類、CBD含有量、自分が解消したいと思っている症状や病気に大きく影響されます。評判の良いメーカーのほとんどは、製品の適切な使用方法を表記していますが、自分にとって最適な方法、量、頻度を見つけるには試行錯誤が必要かもしれません。

CBDの量
CBDアイソレートでもブロードスペクトラム製品でも、日本で販売されている製品はゼロTHCなので、「ハイ」になる心配はありませんが、どのぐらいの効果が出るのか分からないので、最初から大量に摂取することはお勧めできません。特に初めてCBD製品を試される方、また新しい製品やブランドを試される方は、少量から始めましょう。ベイプペンなら吸引を2~3回、オイルやティンクチャ―なら1ミリリットル、グミなど食品での摂取ならCBD10ミリグラムから始めて様子を見ましょう。

Photo by Elsa Olofsson on Unsplash

効果の持続時間

CBDの効果が現れる時間は前述のように様々な要因に関係していますが、これは効果の継続時間にも同様のことが言えます。平均ですが、CBDの効果は2~6時間持続すると言われています。身体の脂肪細胞が大きく関連しているため、定期的にジムなどで運動し、脂肪を燃焼する代謝が速い人や体脂肪率が少ない人は、CBDの効果が他の人よりも早く切れてしまうでしょう。また、吸引摂取や舌下摂取のように効果が迅速に現れる場合、その効果が切れるのも早いのですが、痛み緩和など素早い効果を求めている時に最適です。また、経口摂取で消化器系からCBDを取り込んだ場合、便などで老廃物が体外に排出されるのに33~48時間かかるので、敏感な人などはCBDの効果を2~3日間感じることがあるかもしれません。

CBD成分はいつ体外に排出されるの?

CBDが体外へ排出される時間も、効果の持続時間のように様々な要因によって影響されます。複数の研究結果では、経口摂取で一日分のCBDを摂取した人は、CBDの半減期が2~5日だと報告されています。また、ベイプペンなどで吸引摂取した場合は、半減期が31時間との結果が出ています。CBDを完全に体外に排出するには、1回だけの摂取だと3~5日間、週に数日摂取している人で5~6日間、長期間繰り返し使用している場合は10~15日間かかる人もいると報告されています。

濃度も大きく関係しますので、高濃度のCBD製品を使用している場合はもっと長い期間かかかりますので注意してください。事例証拠の中には、高濃度または大量のCBDを定期的に摂取している場合、CBDを全て体外に排出するのに摂取を止めてから3週間から1か月かかると示唆しています。

妊娠中または授乳中のお母さんへ

CBDに関する研究はまだまだ初期段階で十分なデータが無く、CBDやCBD製品に含まれる他のカンナビノイドなどが赤ちゃんに与える影響が分からないため、妊娠中または授乳期間中のCBD製品の使用はお勧めできません。

まとめ

CBD製品は、摂取方法、摂取量、摂取頻度、体質、体重など様々な要因によってその効果が感じられる時間や効果の持続時間、また体外へ完全に排出できる時間などが変わることが分かりました。痛みや痙攣の解消・緩和など、素早く対処した時は、口腔舌下摂取や吸引摂取が効果的ですが、その分効果が切れるのも早いようです。不安解消やリラックス効果など、緊急を要さない場合はオイルやグミなどの経口摂取が手軽で効果も数時間持続できるのでお勧めです。まだ世界でも品質を確保するための基準や規制が設けられていないので、なるべく信頼できる評判の良いメーカーやブランドの製品を選び、少量から始めて、自分の身体や症状、ライフスタイルに合った方法、分量、頻度を見つけてください。

CBD製品の見分け方はこちらの記事を参考にしてください。

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参考元:healthlineWeedmaps

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